15日、解放軍報は、中国軍の南シナ海艦隊が遠海での防空訓練を行うと報じた。米空母打撃群の同海域航行に対抗するものとみられる。写真は南シナ海艦隊。

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2017年2月15日、解放軍報は、中国軍の南シナ海艦隊が遠海での防空演習を行うと報じた。米空母の同海域航行に対抗するものとみられる。

観察者網によると、今回の演習は地上航空隊、沿岸防空システム、水上艦からなる連合防空作戦訓練で、沿岸防空システムでは西沙(パラセル)諸島・永興(ウッディー)島の紅旗9(HQ−9)ミサイル部隊や、南沙(スプラトリー)諸島に新設した人工島の76ミリ速射砲、30ミリ近接防御火器システムが、地上航空隊では主に海南島に駐留している「飛豹」(JH−7)爆撃機、殲撃11(J−11)BH/BSH戦闘機などが参加するという。

水上艦では自国で開発、建造し、遠距離防空能力を持つ最先端の052C/D型駆逐艦が出動するとみられ、永興島と南沙の人工島に設置された飛行場の使用も目的の1つのようだ。観察者網は「島駐留の防御部隊と地上航空兵力などが参加する今回の連合演習は、南沙の防御システムがすでに初歩的な作戦能力を備えていることを意味する」と評している。

米海軍専門紙ネイビー・タイムズは14日、米海軍第3艦隊の空母カール・ヴィンソンが南沙諸島に派遣されたと伝えており、観察者網は「このタイミングでの中国による軍事演習実施は、南シナ海の島の主権と国家の安全を断固守るという決心と能力を示すものだ」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)