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毎年880万トンものプラスチックごみが海洋に流れ込んでおり、そのうち60%がインドから廃棄されたものであると言われています。また、インドではプラスチックごみの焼却による大気汚染が深刻な問題となっており、WHOの調べでは、インドは中国・アメリカを抜いて世界一の大気汚染国であることがわかっています。この影響を重く見た国家グリーン審判所は、インドの首都デリーでプラスチック製の容器・フォーク・ナイフ・ビニール袋などの使用を全面的に禁止する法律を公布しています。

All Forms Of Disposable Plastic Banned In Delhi-NCR! - Indiatimes.com

http://www.indiatimes.com/news/india/all-forms-of-disposable-plastic-banned-in-delhi-ncr-270237.html

India Banned Literally All Disposable Plastic in Delhi, a Major Win for Planet Earth

https://www.globalcitizen.org/en/content/india-bans-all-disposable-plastic/

2010年に公布された「国家グリーン裁判法」による環境保護や自然保護を円滑に行うため設立された国家グリーン審判所は、2017年の元日からデリーで使い捨てプラスチック製品を全面的に禁止しています。これはデリー周辺にある3箇所の廃棄物発電焼却所による大気汚染に対するアクションで、これらの焼却所では違法な焼却技術が使われているとのこと。毎年海洋に流出する880万トンのごみの60%を占めるインドで使い捨てプラスチックが禁止されたことで、世界的にも環境保護の大きなステップになることが期待されます。



プラスチックごみの最大の問題は自然環境下で分解されないことや、海洋や河川に化学物質を侵出させてしまうことです。海洋生物や鳥がエサと間違って食べてしまうこともあり、プラスチックごみの誤食が原因で年間約10万匹もの海洋生物が死に追いやられていることがわかっています。ノルウェーでは発見されたクジラの死体の胃の中から、30枚ものビニール袋が発見されたことが報じられています。





なお、インドのごみ問題は数年前から指摘されており、オーストラリア人の環境保護主義者でプラスチックごみの汚染問題を訴えているティム・シルバーウッド氏もその1人。シルバーウッド氏は「地球でもっとも美しい山脈に大量のごみが捨てられているのを目撃しました。捨てられたごみは長い時間を経て海に流れていきます」と話しています。シルバーウッド氏はヒマラヤ山脈に大量のプラスチックごみを廃棄するシーンを収めた衝撃的なムービーを公開しています。これらのごみは近隣の村から出たものとのことです。

The Greening of Kashmir - short - Canon 7D on Vimeo