マジカプレミアムナウ、公式ロゴ。(画像:ドンキホーテ発表資料より)

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 ドン・キホーテは、22日から、店舗から最短58分以内での配達を約束するサービス「majica Pemium Now」(マジカプレミアムナウ)の提供を開始する。取扱い商品は約2,500アイテム、最低購入金額は2,000円(税抜)から、配達料は税込750円となる。なお、22日に実際にサービス開始となるのは東京都大田区のMEGAドン・キホーテ大森山王店のみであり、その他のエリア・店舗へは、順次の拡大が予定されている。

 ただし、58分以内の配達サービスを実際に頼むことができるのは、店舗から半径3キロメートルの圏内に限られる。個別宅配サービスの常識からいうと、58分設定で3キロメートルというのは、必ずしも広くはない。無理のない、余裕をもたせた設定と見ることができよう。

 また、2時間ごとの時間指定配達サービスの設定もある。こちらは半径5キロメートルまでが対象で、そしてここが重要だと思うのだが、なんと配達料無料だという。

 さて。58分配達の意味するところは何かという話であるが、ドン・キホーテは別に、何もピザーラ(宅配ピザ)や銀のさら(宅配寿司)のシェアを狙っているわけではあるまい。(それらと違って、調理時間を見込む必要が無いという優位性はあろうが、どう考えても商品と客筋が異なる)もちろんドン・キホーテ社自身はそんなことはおくびにも出していないが、この件を既に報じているメディア各社の声などを見ると、「ドン・キホーテ、Amazonに挑戦か」といったような見出しが踊っている。

 そう、現状、物流界最大の魔物といえば、Amazonをおいてほかにはない。顧客の視点から論じるならば、配達時間の問題ももちろんあるが、一番大きいのは、「食品」の取り扱いであろう。

 ドン・キホーテは、食品を取り扱っている。また、マジカプレミアムナウも、食品を取り扱いアイテムに加えている。Amazonはというと、最近登場させたサービス「パントリー」で小数からの食品の取り扱いを始めてはいるが、さすがにシステム的限界からか、「生物(なまもの)」の類はほぼ取扱いがない。

 これは、ドン・キホーテからAmazonに対する「背後への一刺し」となるであろうか?今後に注目していきたいところである。