14日、韓国・電子新聞によると、日本や中国が人工知能(AI)囲碁ソフトの開発を進める中、韓国の開発は足踏み状態で、2国に比べ大きな遅れをとることが懸念されている。資料写真。

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2017年2月14日、韓国・電子新聞によると、日本や中国が人工知能(AI)囲碁ソフトの開発を進める中、韓国の開発は足踏み状態で、2国に比べ大きな遅れをとることが懸念されている。

現在、韓国唯一のAI囲碁プログラム・ヌリグリム社の「石風(DolBaram)」は、業界では高く評価されており、世界のコンピュータ囲碁大会(UEC)で優勝実績もある。しかし最近の日中開発ソフトの躍進を受け、その地位が揺らいでいるのだ。

「石風」の高度化に最大の壁となっているのが、大企業のスポンサーがないという問題だ。中国のAI囲碁プログラム「刑天」は騰訊(テンセント)、日本の「DeepZenGo」はドワンゴなど国内の大手企業が開発または支援をしている。一方で韓国の大手企業はAI囲碁を単なる「囲碁ゲーム」として事業化を想定していないため、専門技術者を積極的に研究開発に投入していない。

この状況に、韓国の専門家からは懸念の声が上がっている。囲碁はAIの核心技術である「ディープランニング」や「強化学習」を適用するのに最適なツールであり、AI囲碁の開発によってAI技術を確保し、さまざまな産業に適用できるAIシステムの開発に応用できる。そのためAI囲碁分野での日中に対する遅れはAI技術の競争で負けたも同然であり、「韓国も囲碁を活用したAIの開発に積極的に取り組まなければならない」「現状のままであれば、今後AI市場の主導権を日中に奪われてしまう」というのだ。

この報道について、韓国のネットユーザーからは「日本や中国は今、ヘル朝鮮(地獄のような韓国)の技術力を追い越した」「おめでとう両国。君たちを罵倒できる立場ではなくなった」など日中を意識したコメントや、「なぜ大企業が開発に乗り出さない?」「大企業は目の前の利益にしか興味がない」など大企業に対する批判の声、また「人工知能で日本、中国に勝つよりも鳥インフルエンザや口蹄(こうてい)疫の処置の方が急務だ」と、目の前にある問題解決が先決だとする意見などが寄せられた。(翻訳・編集/三田)