希望を求めてもがき苦しむ若者たちを描く (C)third window films

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 子役出身の伊藤沙莉と須賀健太が初共演を果たした映画「獣道」の公開日が7月15日に決定し、ビジュアルや場面写真、予告編が一挙に公開された。怪しげな宗教、ネグレクト、少年犯罪、性産業など、閉塞的な地方都市に充満する底知れぬ“闇”、そして真っ黒な青春の中で希望を求めてもがき苦しむ若者たちの姿を活写している。

 「下衆の愛」「ダブルミンツ」(初夏公開)の内田英治監督がメガホンをとった本作は、宗教施設からヤンキー一家、そして中流家庭など、自分が生きる居場所を求めて転々とする少女・愛衣(伊藤)と、半グレたちの世界で生きることを決意した不良少年・亮太(須賀)を主人公にしたブラックコメディ。独自の世界観で脚光を集める内田監督が、実話をもとにオリジナル脚本を執筆している。

 力強い毛筆風のタイトルが書かれたビジュアルは、紫色の特攻服を身にまとい睨みをきかせる金髪の伊藤、目を背けるようにうつむく須賀の姿が目を引く仕上がり。一方、場面写真は、中村祐太郎監督作「太陽を掴め」に主演した吉村界人、お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニーらが強面なヤンキー役に扮してバイクにまたがっている光景など、若者たちの鬱憤(うっぷん)が爆発しそうな地方都市の日常を切りとっている。

 「この街では、毎日が誰かが壊れていく。そして、誰かが救われていく」という須賀のナレーションが印象的な予告編は、鉄パイプや角材を使用したヤンキー同士による抗争、宗教団体の得体の知れない活動など、不穏な空気が漂うシーンが連続する。また、須賀は本作で自身初となるキスシーンに挑戦。亮太が愛衣と艶かしいキスを交わす場面も確認でき、本作の見どころでもある2人の愛の行方が気になる内容になっている。

 「獣道」は、7月15日から東京・シネマート新宿にてレイトショーほか全国順次公開。