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日本で度々話題となる中国人観光客のマナーの悪さには、韓国も頭を悩ましている。

先日、SNSに上がった1枚の写真が韓国で物議を呼び、炎上した。その写真に写っているのは、中国人観光客が投げ捨てた免税品の梱包袋によって済州国際空港の国際線出発ロビーが修羅場となった様子。その日、済州国際空港では100リットルのゴミ袋100個分のゴミが発生したと知られ、ネット民から「中国人は入国禁止にすればいいのに」「お金を使うことしか頭にないのかな」「中国人によって済州島がどんどん無法地帯に…」といった非難の声が続出したのだ。

そもそも、済州島では中国人観光客によるトラブルが相次いでいる。

公共の場で大騒ぎ、観光名所に落書き、痴漢、暴行といった数々の中で最も波紋を呼んだのは、昨年9月に起きた“聖堂殺人事件”だ。中国人男性が韓国人女性を理由もなく刃物で刺したこの事件をきっかけに、済州島住民たちの間で“中国人恐怖症”“嫌中”が拡散したのは言うまでもない。

彼らの無秩序を責められない

今回もまた、そのようなトラブルのひとつと言えるだろう。地面にゴミを放り投げることは確かにマナー違反だ。しかし、韓国『聯合ニュース』が報じたところによると、免税のシステムや済州国際空港にも問題はあるという。

中国人が済州島で免税品を購入する場合、どうやらその場で商品を渡されるのではなく、出国当日に空港内の免税品引渡しカウンターで受け取ることになるらしい。それに、中国の観光客は団体が多いため、何百人もの人が一気に引渡しカウンターへ押し寄せると、秩序を守ってもらうほうが難しいというのだ。また、免税品はどれも過大包装になっている上、空港内のゴミ箱の数も足りていない。

「このような状況ではむやみに取り締まりを行うのも無意味。中国人の無秩序ばかり責めるわけにもいかないんです」と、済州空港警察隊のキム・ヒョングン隊長は言う。

中国人観光客のマナーの悪さもさることながら、実はシステム的な問題も抱えている韓国。今後のためにも、しっかり対策を立てる必要がありそうだ。

(参考記事:「頭にチップを埋め込まれた…」中国人観光客が起こした惨劇“聖堂殺人事件”とは

(文=S-KOREA編集部)