話題騒然となっている、清水富美加さんの出家します報告。生きるのに限界を感じたときに、見えた新しい光がそこだった、ということはさておき、仕事をしていると楽しいことばっかりじゃありません。むしろ、走っている間は辛いことばっかりだ!
そんな人生の真っただ中にいる働くアラサー&アラフォーが「心のよりどころにしているもの」をあずき総研でリサーチ。集まった意見を紹介します。

その1はコチラ 

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「すがったもの、として今でもこの時期になる思いだしてしまうのが、浪人生時代のときのこと。また大学受験に失敗したらどうしよう、と毎日が苦しくて、不安で仕方がありませんでした。
そのときに、ハマっていたのが予備校の先生。俺の授業だけちゃんと聞いていれば絶対受かる、俺の言ったことだけやってれば大丈夫、って言ってくれていた英語の教師に狂信的にハマっていました。とにかく、この人さえ信じていればいいんだって。信じるしかないんだって(笑)。

先生の、キミは頑張ってるんだから大丈夫だよ、っていう言葉を聞いて教員室で号泣したこともあるし、先生がやれといった問題集は親に土下座して頼んでお小遣いをもらって全部買いました。もし、先生が壺とか売っていたら確実に買っていたと思います(笑)。先生のおかげで無事合格しましたが、あのときの自分の精神状態はかなりやばかったなと、今思い出しても笑いがこみ上げてきます」(広告会社勤務・31歳)

「パワーンストーンのサロンをオープンさせた知人が、私のためにブレスレットをつくってくれて、プレゼントしてくれたんです。その直後に今の彼と出会い、5年ぶりに恋人が。そのことがあって、今はそのブレスレットをつけていないと、不安になるくらい。彼女からは、石が汚れてきたから新しく作り直してあげるって言われているんですが、これを失ってしまったら彼とも終わってしまいそうで。彼女にすら、石にそこまでの力があるわけないでしょと笑われていますが、私はこのパワーストーンブレスレットのパワーを信じているんです」(銀行勤務・37歳)

「飼っているフレンチブル(雄)が癒しです。上司に理不尽に怒鳴られても、クライアントがアホみたいな要求をしてきても、女友達がどんどん結婚していっても、部屋へ帰ってフレンチブルのブチャイクなかわいい顔を見ていると、あたしにはこの子がいるんだから大丈夫って思えます。たまに、目から塩水が流れてきちゃうけど……」(IT関連会社勤務・32歳)

「もうダメだ疲れすぎた……と思ったときには近所のお寺を散歩します。静かで、穏やかな空気が流れていて……。深呼吸を繰り返していると、心が浄化される気がするんです。住職さんの説法を聞いたり、月1回行なわれる写経クラスにも参加しています。やっぱり、仏教はいいですよ。お釈迦様の苦行を思えば、私なんてまだまだって思えるし。それでもダメなら出家すればいいやって(笑)」(PR会社勤務・31歳)

「彼氏ですね。年下なんですが、私とまったく違う業種にいるんで、私がどんなに愚痴を言っても意見しないんです。ただただ、ひたすら聞いてくれる。ホスト、というかスポンジみたいな存在です。どんどん吸い込んでくれる。彼がいなかったら、仕事なんて頑張れません」(制作会社勤務・32歳)

「仕事で不調が続くと、手相を見てもらうようにしています。手相って、ずっと同じじゃなくて、その時々で少しずつ変わっているんですよ。占い師さんに今はそういう時期なんだ、って言ってもらえるだけでホッとするんです」(百貨店勤務・31歳)

「ネット掲示板に、私以上のトラブルに陥っている人の相談を探しにいきます。披露宴を挙げている途中に相手が既婚者だったことが発覚、とかいうウソっぽい話でも私にとっては癒し。ただ、それを検索している私の顔は、かなり歪んでるんでしょうね……。別のすがれるもののほうが精神衛生上いいんだろうな、っていうのはわかっているんですけどやめられません」(フリーランスモデル・29歳)

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働く女性たちの心の拠り所、いろいろあります。それがあることによって、ギリギリ壊れないでいられるなら、社会生活に支障をきたさない限り周りはそっと見守ろうではありませんか。

なにはともあれ出家はさすがにハードルが高い。