14日、北京青年報によると、雲南省鎮雄県に帰省していた男性が「計画出産当局関係者に無理やりパイプカット手術をさせられた」と訴えた。写真は羅坎鎮。

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2017年2月14日、北京青年報によると、雲南省鎮雄県羅坎鎮で男性が「計画出産当局関係者に暴力を振るわれ、無理やりパイプカット(避妊)手術をさせられた」と訴えている。

当事者である胡(フー)さんによると、春節(旧正月)で妻子とともに同県に帰省中だった8日午後7時ごろ、友人の家にいたところ突然やって来た計画出産指導グループの関係者に取り押さえられたという。手術は正規の病院ではない事務所の中で行われたといい、「何度も暴力で脅され、無理やり手術台に乗せられた」と訴えている。

胡さんは2013年に現在の妻と結婚し、子どもを1人もうけたが、離婚歴があった。前妻との間に3人の子どもがいたため、2000年に「計画生育法」違反で罰金を納めるとともに、前妻が卵管結紮(けっさく)手術を受けた。2010年に感情のすれ違いから離婚し、胡さんは3人のうち1人を引き取っている。

胡さんの主張に対し、当局の担当者は「最新の規定では夫婦1組につき子ども2人まで育てることができるが、胡さんは最初の結婚で3人の子をもうけた時点で規定に違反した。ゆえに、パイプカット手術は規定に沿うものだ」と説明。「胡さんは納得した上で手術を受けた」とし、暴力を振るったり脅したりしたことを否定している。

国家計画生育委員会の元専門家委員である梁中堂(リアン・ジョンタン)氏は、「市民は政策が定める出産計画を履行しなければならないが、出産制限措置を強制的に執行してよいとの規定は法律にない。パイプカットは当事者の希望を確認したうえで行うべきであり、当事者が嫌がっている状況で強制措置をとってはならない」と述べた。(翻訳・編集/川尻)