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オンキヨー&パイオニアイノベーションズは15日、パイオニアブランドの新製品として、Lightning接続のノイズキャンセリングイヤホン「RAYZ」(SE-LTC3R)および「RAYZ Plus」(SE-LTC5R)を発表した。

上位機種のRAYZ Plusには、Lightning接続用充電ポートを世界で初めて採用。iPhone本体を充電しつつの音楽再生や通話を可能とした。カラーバリエーションは、RAYZ Plusがグラファイトとブロンズ、RAYZがオニキスとアイスの計4色。

RAYZおよびRAYZ Plusの再生コア部分には、オンキヨー&パイオニアイノベーションズと米国のファブレス半導体メーカー Avnera(アブネラ)が共同開発した第2世代Lightningオーディオモジュール(LAM2)を採用。第2世代チップの搭載は、本製品が世界初だという。

オンキヨー&パイオニアイノベーションズの宮城社長は、「Lightningオーディオというカテゴリをどう攻めていくか。"App-cessory"というコンセプトを考え、アプリケーションとイヤホンを合体させ、より音楽生活をリッチにしようと考えた」と、戦略的な製品であることを明かした。

LAM2の特長は、高い処理能力と省エネ性能にある。ノイズキャンセリング(NC)の能力向上に寄与するほか、雑音を抑えつつも周囲の音をマイクで集音し聞こえるようにする「HearThru」など複雑な機能もLAM2により可能になったとのこと。最大音量で5時間再生するテストを実施したところ、減少したバッテリーの割合がアナログ端子(3.5mm)は9%、EarPodsは12%のところ、RAYZは6%という結果が得られたという。

イヤホン部は2モデル共通設計で、9.2mmのダイナミック型ドライバーを採用。左右のハウジングそれぞれに2基のマイク(シングルエンド+ディファレンシャル)を設置し、周囲の音に対し逆位相の信号を発生させ雑音を抑制するアクティブノイズキャンセリングを実現する。ノイズキャンセリング以外にも、通話や音声アシスタント「Siri」に利用できるマイク2基をリモコン部に内蔵している。

リモコン部には、48kHz/24bit対応DACを内蔵するほか、4つの操作ボタンを配置。うち3つは、一般的なMade for iPhone規格に準拠したリモコンと同じ機能を持つが、1つにはNCなどの機能を割り当てることができる「スマートボタン」とした。このボタンには、専用のiOSアプリ「Rayz app」を利用することで、ノイズキャンセリングのオンオフやキャリブレーション、HearThruなどの機能を登録できる。

ノイズキャンセリングは、周囲の音や使用者の耳型にあわせて補正(キャリブレーション)することが可能。「一般的なノイズキャンセリング機能は、工場出荷時に決めた補正のカーブがあるが、RAYZでは周囲の環境に応じ強弱をつけることができる」(マーケティング部 甲斐氏)。イヤホン部を耳から外すと自動的に音楽再生を停止し、再び装着すると再開するオートポーズ機能も、ノイズキャンセリングを応用したものだという。

ボタンを押すと周囲の音も聞こえるようになる「HearThru」モードも装備。特に人の声などの中域部分を聞こえやすく設計しているため、駅のアナウンスなどの聞き逃しを防止できる。

イベント後半では、iPhone好きのお笑い芸人・サバンナの高橋茂雄さんがゲストとして登場。「iPhone 7は『おサイフケータイ』に対応し便利になったけれど、移動中はずっと音楽を聴いていますから、イヤホンジャック廃止については"どうすんねん"と」悩んでいたという。製品については、「RAYZはiPhone 7ユーザーにピタッとくる製品ですね。音もすばらしいけれど、音楽再生しながら充電できるので、"Lightning端子に挿すと充電できひんやん問題"も解決できます」とコメントしていた。

(海上忍)