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トヨタ自動車は15日、新型「プリウス PHV」発表会を都内で実施した。EV走行距離が拡大され、多様な充電方法に対応。外部給電機能も備える。発表会では新広告キャラクターの石原さとみさんが登壇し、新型「プリウス PHV」の給電機能を体験した。

同社はプラグインハイブリッド車(PHV)をハイブリッド車に次ぐ「次世代環境車の柱」と位置づける。発表会で登壇した同社取締役会長の内山田竹志氏も、「CO2の排出削減は重要なテーマ。2050年までに、新車から排出される走行中のCO2を90%削減するという高い目標を掲げ、取り組んでいます。目標達成のため、さらなるエコカーの普及が必要で、PHVはトヨタの本流となる普及の要だと考えています」と語る。

新型「プリウス PHV」について、「初代モデルでいただいた意見をしっかり受け止め、あらゆる面で期待を超える"別次元の進化"を果たしました。自信作です」(内山田氏)とのこと。EVモードでの走行距離(JC08モード)は、初代モデルの2倍以上となる68.2km。充電が切れてもハイブリッド車として走行でき、37.2km/リットル(JC08モード)の低燃費を実現した。「普段の生活ではEV(電気自動車)として、ほぼ電気だけで走ります。中・長距離ドライブではハイブリッド車として、ガソリンを使いながら走ることができます。充電した電気を安心して使い切ることができるわけです」と内山田氏は話す。

充電システムも充実し、多様な充電方法に対応することで利便性を高めた。家庭用コンセントからの充電も可能で、100V/6Aの普通充電なら約14時間、200V/16Aの普通充電(専用の配線工事が必要)なら約2時間20分で満充電となる。道の駅やサービスエリアでの急速充電にも対応し、約20分で満充電量の80%まで充電可能。さらに「S」「S "ナビパッケージ"」において、量産車では世界初というソーラー充電システムをオプション設定した。

外部給電機能はバッテリーだけで給電する「EV給電モード」、エンジンも作動する「HV給電モード」の2種類。付属されるヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込むことで、家庭用と同じ100Vの外部給電用コンセントとして使える。最大1500W(ガソリン満タン状態から2日程度の電力を供給)まで対応し、日常使いやアウトドアに加え、停電・災害時の電源としても使用できる。

石原さとみさんとのトークセッションでは、新型「プリウス PHV」の外部給電機能を使ってやってみたいことを聞かれる場面もあり、石原さんは「バーベキュー」と「イルミネーション」の2つを提案した。「クルマから充電できれば、バーベキューも気軽に手軽に楽しめそう。IH調理器とか、あとこの時期はヒーターも使えると便利ですよね。イルミネーションは美しくてロマンチックな気持ちになれるので、クルマで充電した電気で夜にイルミネーションを灯せたら素敵だと思います」と石原さんは話した。

ステージ上の「PHV!」のパネルを使用し、給電機能の実演も行われた。石原さんがヴィークルパワーコネクターを新型「プリウス PHV」に挿し込むと、直後に「PHV!」のロゴが点灯。「すごい! こんなに簡単で、誰でもできて本当に便利ですね」と石原さん。「キャンプもアウトドアも、なんでも楽しめますね。これから外でできることが変わりそう。いまよりもっと充実した時間を過ごせると思います」とコメントした。

新型「プリウス PHV」は全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じ、2月15日から販売開始されている。価格は「S」326万1,600円、「S "ナビパッケージ"」366万6,600円、「A」380万7,000円、「A "レザーパッケージ"」406万6,200円、「Aプレミアム」422万2,800円(価格はすべて税込)。あわせてウェルキャブ(メーカー完成特装車)も新たに設定される。月販目標台数は2,500台とされている。

(上新大介)