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<首脳会談でトランプの「握手攻撃」に打ち勝ったカナダのトルドー首相。国民からの人気も高いが、トランプに支持率で負けている分野もある>

カナダのジャスティン・トルドー首相は2月13日、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談を行った。トランプにとって、イギリスのテリーザ・メイ首相、日本の安倍晋三首相に続く3人目の首脳会談の相手だ。

最大の焦点はトランプが公約に掲げているNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉――なのだが、ネットメディアやSNSを中心に別の「バトル」にも注目が集まった。握手だ。

ハフィントン・ポストによると、トランプは握手の仕方が少し独特だ。男性と握手する際、相手の手を強く握り、自分のほうにグイッと引き寄せる傾向があるという。握手で自分のペースに持っていくような仕草だが、それが顕著に表れたのが10日の安倍首相との握手だった。19秒もの長く力強い握手が続き、安倍は困惑したような表情を見せた。

Jim Bourg-REUTERS

トルドーもトランプの"握手攻撃"に遭うのか――。しかし体を鍛えていることでも知られるトルドーは、出迎えたトランプとの最初の握手の際、左手を素早くトランプの肩に置き、相手のペースに飲み込まれるのを見事に防いだ(ように見えた)。

英テレグラフ紙はツイッターユーザーのさまざまなコメントを引用し、トルドーの"勝利"を伝えている。

「素晴らしい。トルドーがトランプの"掴んでグイッと"に反撃した握手バトルを見てほしい」「トランプの奇妙な握手に抵抗したトルドーはカナダ史上最大の優位を示した」「純粋なメイプルリーフの力でトランプ野郎を上手く退けた。強いリーダーだ」といった具合だ。

ハフィントン・ポストの別の記事(日本版)でも「カナダのトルドー首相は、トランプ大統領との握手の仕方を世界に示した」と称賛されている。

不安は経済と安全保障

今回の首脳会談に限らず、45歳と若くて好感度も高い"イケメン首相"は、2015年の就任以来、高い支持率を保っている。

2月8日に調査会社メインストリート・リサーチが発表したMainstreet/Postmediaの世論調査でも、調査対象のカナダ人の84%がトランプを支持しないと答えた一方、トルドーは支持率52%(不支持率は44%)。トランプとの差は圧倒的だ。

とはいえ、カナダ人が皆トランプ嫌いで、かつ自国のリーダーを全面的に支持していると思ったら大間違いだ。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部