Doctors Me(ドクターズミー)- 花粉症対策に効果的な「空気清浄機」の置き場所はどこ?

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いよいよ花粉症シーズン到来、鼻や目がムズムズしている人も見かけるようになりました。

この時期大活躍するのが「空気清浄機」。
みなさんは、空気清浄機を適切な場所に置かないと効果がないことをご存知でしたでしょうか?

今回は耳鼻咽喉科医の岡田先生に、花粉症対策に効果的な空気清浄機の配置場所と空気清浄機で予防できる他の疾患などをお伺いしてきました。

花粉症対策に空気清浄機が有効である理由


空気清浄機のフィルターが花粉をキャッチし、花粉が空中に浮遊しなくなるからです。室内に入り込んだ花粉を家の外に出すためにはどうしても室内と外気をつなげる必要があります。

しかし、外気とつながった瞬間に大量の花粉が室内に入ってきてしまいます。空気清浄機は、外気とつながることなく花粉を除去できる有効な機械です。

花粉症対策に空気清浄機はどの場所に置くべき?

良い◎:玄関や窓



いかに空気清浄機のフィルターが花粉を集じんするかがポイントなので、玄関や窓などの外気が侵入してくる入口の近くに空気清浄機を置くことで効果が高くなります。

悪い×:部屋の真ん中



空気清浄機を気流が偏りがちな部屋の真ん中に置くと、空気の入り込み口の花粉をフィルターに取り込めなくなります。

寝室で花粉症対策するなら空気清浄機ではなく加湿器!


理由


花粉が湿気をもち、重力で床にとどまり、空中に浮遊しにくくなります。

設定湿度


高すぎても低すぎてもいけません。40〜60%とされています。

注意点


寝ているときに、暖房が自動で止まり、また加湿器のみ運転し続けると、低温高湿の状態になり、水滴ができやすくなります。水滴は床にたまり、床の痛みやカビなどの発生原因になります。

空気清浄機で予防できるor予防できない疾患


予防できる疾患


■ ハウスダストやダニのアレルギー
ハウスダストやダニのカスなどを空気清浄機が捉えることによって、体にアレルギー抗原がつかなくなり、アレルギー症状の予防につながります。

予防できない疾患


■ インフルエンザ
実はインフルエンザの予防にはなりません。というのは、インフルエンザウイルスは咳などで体外に出た後、数秒でまもなく死滅します。外気の中では生きていけないからです。

つまり、外気とともに感染性のあるインフルエンザウイルスが室内に入ってきて空中をしばらく浮遊し、そのウイルスによって室内で集団感染することはありません。

空気清浄機のNG使用方法


空気清浄機のフィルターを掃除しないまま使用すると、フィルターで濃縮された花粉がいつまでも室内に残ります。
その濃縮された花粉によって体にアレルギーを引き起こす可能性もありますので、こまめな掃除を心がけましょう。

最後に岡田先生から一言

空気清浄機は確かに花粉症対策にも有効な道具です。しかし、最も効果的なのは、家に入る前に十分に体についた花粉を落とすことです。

また、玄関を開けた時に花粉が室内に侵入するのでシャワーカーテンのように玄関にカーテンなどを付けて、花粉が室内に入らないようにするのも効果的です。

まずは原則である、室内に花粉を侵入させないことに十分な注意を払ってください。

(監修:耳鼻咽喉科 岡田先生)