オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、パイオニアブランドの新シリーズ「RAYZ」から、ノイズキャンセル機能を搭載したイヤホン2機種を発表しました。特徴は、Lightning端子を採用し、iOSからの電源供給でノイズキャンセル機能が動作すること。これにより、従来必要だったバッテリーをイヤホン側に搭載する必要がなく、通常のイヤホンのようにコンパクトなサイズ感を実現しています。

 

ラインナップは、別途Lightningケーブルを接続することで、iPhoneを充電しながら音楽を聴ける世界初のチャージングポート搭載モデル「RAYZ Plus」(SE-LTC5R)と、チャージングポートを省いた「RAYZ」(SE-LTC3R)の2種類。チャージングポートの有無以外の仕様は共通です。発売は3月下旬を予定し、価格は未定。海外ではRAYZ Plusが149ドル、RAYZが99ドルとなっており、日本ではそれぞれ1万5000円前後、1万円前後になると見られています。

↑RAYZ Plus(左)とRAYZ(右)

 

 

バッテリー不要でノイズキャンセリング

RAYZシリーズは、ステレオミニ端子の代わりにLightning端子を採用し、iPhoneやiPadなどのLightning端子を搭載したiOS機器に接続して音楽を楽しめるカナル型イヤホン。オーディオ端子を廃止したiPhone 7シリーズでも、変換アダプタを使用せずに直接挿して使うことができます。

↑RAYZ Plusはブロンズ(左)とグラファイト(右)の2色

 

↑RAYZはオニキス(左)とアイス(右)の2色

 

低消費電力で駆動する新技術を採用するとともに、第2世代のLightning Audio技術を採用しており、外部バッテリーを必要とせず、Lightning端子からの電源供給でノイズキャンセル機能などを利用することが可能。また、RAYZ Plusは世界初となる充電用ポートをケーブルに装備しており、充電しながら通話や音楽を楽しむことができます。従来のLightning接続型のイヤホンでは、イヤホンを使用する際はLightingケーブルを接続できず、充電しながら音楽を聴くことはできませんでしたが、RAYZ Plusではその問題をケーブルにLightningポートを備えることで解消しています。

↑ケーブル部に充電用ポートを装備(RAYZ Plusのみ)

 

イヤホンには計6つのマイクを搭載(イヤホン部に2つずつ、リモコン部に2つ)しており、個々の環境に対応したノイズキャンセリングを行います。また、イヤホンを外さずに外部の音も取り込める「HearThruモード」も搭載しており、アナウンスなどを聞き逃さないようにすることも可能。また、イヤホン部のマイクを利用することで装着しているか判断できるため、イヤホンを耳から外すと音楽再生が自動で止まる「オートポーズ機能」も利用できます。

↑4ボタンのリモコン。スマートボタンでHearThruモードのオン/オフ切り替えなどが可能

 

近日公開予定の専用のアプリを使えば、5バンドEQ設定やスマートボタンの機能割当なども可能。アプリの機能は今後も追加されていく予定です。

 

【SPEC】
●型式:密閉ダイナミック型●再生周波数帯域:10Hz〜22kHz●ビット深度/サンプリング周波数:最大24bit/48kHz●ケーブル長:1.2 m●接続端子:Lightning端子●本体質量:5g(ケーブルを除く)●付属品:イヤ―ピース3サイズ(S/M/L)、コードクリップ

 

サバンナ高橋さんの不満も解消

発表会には、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄さんも登場。iPhoneが大好きという高橋さんは、これまで新モデルが発売されるたびに機種を買い替えてきたそうで、最新のiPhone 7もApple Payによるおサイフケータイ機能や防水機能がお気に入りとのこと。しかし、仕事の移動中にiPhoneを充電することが多く、付属のEarPodsでは充電しながら音楽を聴けないことに不満もあったそう。

↑サバンナの高橋茂雄さん(左)

 

RAYZ Plusには充電用ポートがケーブル部分に備わっているため、これまで充電中に音楽を聴くことができなかった高橋さんの不満が解消され、「これ完璧です!」と大喜び。ぜひ自腹で購入したい、と言いつつも、「なんやかんやで頂けることを期待しています」と笑いを誘っていました。

↑サバンナの高橋茂雄さん(中央左)とオンキヨー&パイオニアイノベーションズの宮城謙二社長(中央右)

 

人の声が気になるシーンでは効果絶大

発表会ではデモ機で試聴も可能となっており、さっそくその性能を体験することができました。気になるノイズキャンセリング性能は、特に人の声への効き目が抜群で、隣で喋っているのに遠くから聞こえるような感覚に。人が多い雑踏などで活躍してくれそうです。HearThruモードをオンにすると、外部の音がそのまま聞こえるというより、外の音をマイクで集音して再生しているような印象。イヤホンを外した状態よりも人の声などが強調され、アナウンスなどの聴き逃しもなさそうです。

 

音質はパイオニアらしい元気でメリハリのあるサウンド。パワフルな反面、やや繊細さに欠ける印象ですが、ロックやダンスミュージックなどノリのよい曲との相性は抜群です。

 

バッテリー不要なため本体は非常にコンパクトで、特に充電ポートのない「RAYZ」は、一般的なイヤホンとほとんどサイズが変わりません。Lightning端子から給電するため、別途イヤホンを充電する必要がなく、いざ使おうと思ったらバッテリーが切れていた、ということもありません。ノイズキャンセル機能は欲しいけど、サイズが大きくなったり、充電の手間が増えるのはチョット……という方は、ぜひこの「RAYZ」シリーズをチェックしてみて下さい。