Doctors Me(ドクターズミー)- 紫や黒にもなる!? もし体に現れたら危険な色と隠れている疾患

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顔色が青白くなったり、目が赤くなったりしたご経験をされた方はいるかと思います。

ですが、茶色や黒や紫などの普段見慣れない色や、出るはずのない体の部位に色の変化が生じたら危険信号です。

体の部位の色の変化と健康の深いつながりを知ることで、体の異変を早期に発見するきっかけになります。

今回はそんな体に起こる、色の変化と疾患の可能性について、医師に解説していただきました。


白目が黄色くなる


肝疾患や胆管が詰まることによって黄疸が起き、身体の皮膚のほかに白目が黄色くなる場合があります。

ウイルス性肝炎や胆石、胆管の腫瘍などが原因となることがあります。

白目が赤くなる


花粉症などのアレルギーによる結膜炎や、緑内障、結膜下出血などにより起こることがあります。


紫に唇が変化する


血中の酸素濃度が低下した場合などに顔色や唇、爪の色などが紫に変化するチアノーゼが起きる場合があります。

原因としては、心疾患やぜんそくなどの病気のほか、寒いところに長くいた場合などにもみられることがあります。


茶色っぽい色


肝臓や腎臓に問題がある場合、土色のような顔色を呈することがあります。

■ 肝臓の機能低下
肝臓の機能低下が著しく肝硬変の状態になると、顔が暗い土色になることがあります。

この段階になると、強い倦怠感や全身の黄疸などが出ていることが多いでしょう。

■ 腎臓の機能低下
腎臓の機能低下によっても、腎臓が本来持っている老廃物を漉して体外に排出するという機能が低下するので、顔色が黒ずんで見えることがあります。

同時に、身体にむくみが現れたり、血液検査での腎機能に異常が出たりすることがあります。

青白っぽい色


緊張・体温の低下・貧血や疲れているときなどにみられます。

■ 貧血
血液中にある酸素を運搬する重要な役割を持つヘモグロビンの濃度が薄まってしまうことによります。

このヘモグロビンを持つ赤血球は色が赤いため、血液は赤い色をしていて健康的なピンク色の顔色を保っているのです。ですから、貧血になると顔色は青白くなってしまうと考えられるのです。

赤っぽい色


発熱時などにみられます。また以下の疾患があっても顔色は赤っぽくなります。

■ ホットフラッシュ
更年期障害の一症状としてみられることが多く、顔に急に血が上り、ほてるものです。顔に赤みがさすことがあります。

■ 糖尿病
血糖が異常に高い状態が続くことで、顔の細かい血管がダメージを受け、顔色が赤っぽく見えることあります。

■ アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎では乾燥や湿疹、炎症により皮膚が赤みを帯びて見えることがあります。

また、長期間罹患していると、その部分の皮膚が赤黒く変化してしまうこともあります。


赤くなる


熱が出ていたり、お酒を飲みすぎたりした場合に起こることがあります。

白くなる


疲れていたり、胃の調子が悪い時などにみられることがあります。


黒っぽい色の爪


副腎の病気、アジソン病などでみられることがあります。

■ アジソン病の症状
・倦怠感
・筋力の低下
・皮膚や口の中の色素沈着(色黒になる、歯茎などが黒くなる)
・食欲不振
・便秘や下痢など

また、低血糖や低血圧などの症状もみられることがありますが、初期症状は自覚症状がない人も少なくありません。

白い爪


貧血の場合などにみられます。

貧血は、血液中にある赤血球を構成する血色素(ヘモグロビン)の量が、基準値よりも下回った状態のことを言います。

女性は比較的貧血になりやすいと言われていますが、これは生理や妊娠などにより体内の鉄分を失う量が多いためです。

男性で貧血になる人は、どこか身体の異常がある可能性があるので、早めに専門の病院に見てもらう必要があります。

手のひら


手のひらが赤みがある


体質的なもののほかに、肝機能の異常、などが隠れていることがあります。

手のひらが青っぽい、血の気がない


何らかの循環の障害などが起こっている可能性が考えられます。

手足の指


白や青っぽい色


手や足の指のある部分から先が急に白くなったり、青っぽくなったりし、その後血流が戻ったり青紫っぽくなったりするものをレイノー症状と呼び、時に痛みやしびれ感を伴うこともあります。

これがある場合、全身性エリトマトーデスや強皮症などの症状の一つであることがあるので、原因の検索が必要になってきます。ただ、この症状があるからと言って必ず病的なものであるとは限りません。

最後に医師から一言


ふと見たときに体の一部の色が変わっていたりすると、ぎょっとしたり、不安になったりしますよね。

正常範囲の反応の可能性もありますが、病気の一症状であることも多いので、人から指摘されるくらい明らかな変化である場合は特に、必ず医療機関を受診して原因を調べるようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)