このイケメンフェイスがどアップで! - ベルリン映画祭フォトコールでのアーミー・ハマー
 - Camilla Morandi - Corbis / Getty Images

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 現地時間11日、第67回ベルリン国際映画祭でアウト・オブ・コンペティション部門に出品されている映画『ファイナル・ポートレート(原題) / Final Portrait』のスタンリー・トゥッチ監督、出演のアーミー・ハマー(『コードネーム U.N.C.L.E.』)、クレマンス・ポエジー(『ハリー・ポッター』シリーズのフラー役)が会見を行った。

 美術評論家ジェイムズ・ロードが自らアルベルト・ジャコメッティのモデルとなった日々を執筆した「ジャコメッティの肖像」を基にした本作。名脇役として知られるトゥッチの5本目の監督映画となる。20世紀最高の芸術家とも称されるジャコメッティ役は名優ジェフリー・ラッシュ(『英国王のスピーチ』)が務め、ジェフリーには本映画祭の功労賞にあたるベルリナーレ・カメラが授与されることも決定している。

 クレマンスが演じたのは娼婦で、ジャコメッティのモデル、そして愛人でもあったキャロライン。ジャコメッティはジェイムズがモデルとして訪ねる間にも、妻のいる家/スタジオでさえ、公然とキャロラインへの愛着を示した。トゥッチ監督はジャコメッティを「女性と複雑な関係を持っていた。でも、同時に率直でもあった」と表現する。

 アーミーが演じたのはジェイムズ。ジャコメッティとはキャンバスを挟んで向き合う場面が多く、ジャコメッティの眼となったカメラがアーミーの顔を舐めるように子細に映し出す。アーミーは手を自分の顔のすぐ近くに寄せて「カメラがここなんだ。何が起こっているのか理解できなかったよ!」とカメラに耐えた日々を明かした。

 そのカメラワークのおかげで、濃く長いまつ毛、引き締まった口元など、アーミーの隙のないイケメンぶりをどアップで堪能できるが、彼にも堪能できたものがあったようだ。「憧れの人の前に座って、じっくり演技を見られたよ」と尊敬するジェフリーの演技を至近距離で見る機会になったと振り返っていた。

 トゥッチ監督もジェフリーを「ユーモアのセンスがある。ジャコメッティはとても面白い人だ。それが映画全体にとって大事なことでもあった」と評した。『シャイン』で実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットを演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞しているジェフリーは、本作でもジャコメッティの特異なキャラクターを生き生きと体現している。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第67回ベルリン国際映画祭は現地時間19日まで開催