エドワード・ヤンの現場に立ち会っていたという行定勲監督

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 236分のデジタルリマスター版で25年ぶりにスクリーンに復活する、台湾の巨匠エドワード・ヤンの傑作「クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」。撮影当時、偶然現場に立ち会っていたという行定勲監督が、貴重なエピソードと本作に対する熱い想いを語ったインタビュー映像が公開された。

 行定監督は、当時、手伝いをしていた林海象監督の依頼で、音声機材を届けに行った先が同作の現場だったそう。「何も知らずに、私はあの撮影現場にいた。その時は、台湾映画史に残る傑作映画になるとは分かるはずもなかった。もう一度あの日の現場に戻って、もっといろいろなものを見たいと思った。 自分の現場もあの日のような空気感になっているだろうかと、今でも考える」と振り返り、『クー嶺街少年殺人事件』は、僕にとって“映画の原風景”である。偶然では作れない緻密な作品だが、ある少年の青春の一瞬を偶然にとらえた奇跡の映画でもある。唯一無二の映画だ」と物語の強度を熱く語っている。

 映画は1960年代の台湾・台北で、不良少年グループがひとりの少女をめぐって対立し、ついには殺人事件へと発展してしまうまでを描く。3月11日から角川シネマ有楽町ほか全国順次公開。