志願の対外試合出場のキャンベル。マジメな性格が逆に災いしなければいいが

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 果たして日本野球に溶け込むことができるのかどうか。阪神の新外国人、エリック・キャンベル内野手(29)=前メッツ=が13日に今季初の対外試合の横浜DeNA戦(宜野座)に「5番・指名打者」で先発出場。2打数ノーヒットに終わった。

 2回に相手先発・今永に見逃し三振に仕留められると、4回の第2打席には中飛に倒れ、この回限りでお役ご免。「日本とアメリカのストライクゾーンの違いを確認したかったのでボールを見ていこうという意識だった。試合に出てマイナスになることはない。(今後も)打席に入って経験するしかない」と語った。金本監督も「初実戦。まだまだこれからでしょう」と結果にはこだわらなかった。

 金本阪神2年目の浮沈を占う新助っ人が、この時期としては異例の“志願出場”をしたことに、球団関係者は「何とか日本の野球に慣れようという気持ちの表れだと思う」。米大リーグならようやくキャンプインしようかという時期だが、「郷に入りては郷に従え」を地でいく行動に、周囲は「来日前からの評判通り品行方正でマジメな性格だね」と好感を持った様子だ。

 ただ、このキャラクターを心配する声もある。

 「言葉が分からなくても、礼儀正しさは伝わってくる。でも、どんな考えやキャラクターなのかイマイチ分かりにくい。誰とでもすぐに仲良くなれるタイプではないようで、どう接すればいいのかなと思うことはある」(チーム関係者)

 また、外国人4選手のうち野手はキャンベルだけ。投手3人は来日8年目のメッセンジャーが音頭をとり「食事をするなどしてコミュニケーションを取っている」(同)。だが、投手と野手では練習のスケジュールが大きく異なり、キャンベルは別行動になることが多い。

 チームメートとうまくコミュニケーションを取れるかどうかで、新外国人の成否が決まりがちなのは昔も今も同じ。キャンベルのバット以外の部分が気になる。 (山戸英州)