大人から子どもまで夢中になって楽しめるボードゲームの王様・将棋。実際に将棋をやったことがなくても、「飛車」「角」「王将」といった有名な駒については知っているという人も多いだろう。しかし最近では、そんなお馴染みの駒を使わない変わったデザインの将棋が登場している。

※画像はイメージです

 

動き方を覚えなくても将棋が楽しめる!

2016年に「グッドデザイン賞」を受賞し、一躍注目を浴びたのが「大明駒」。これはアートディレクター・稲葉大明が考案した将棋の駒で、「飛車」や「角」といった漢字の代わりに幾何学的なデザインが施されている。駒に描かれたデザインは、それぞれの駒がどんな風に動けるのかを表していて、駒の動き方を覚えていない初心者でも楽しむことができる。また、漢字ではなくユニバーサルデザインを採用することで、海外の人でも将棋を楽しめるという。

出典画像:「大明駒」公式サイトより

 

Twitter上では、「将棋わからん者からするとこれはいい。初心者同士で遊ぶにはいいデザインだと思う」「将棋を教えるのに便利そうです。棋譜は取りにくそうですが」「いいね、これ。興味湧いた」とそのデザインを褒める声が続出。その一方、「簡略化され過ぎてむしろわかり辛いような?」「これに慣れた初心者は普通の将棋の駒を扱えなくなるから、このデザインはどうかと思う」「漢字は将棋の魅力のひとつ」といった意見も上がっている。

 

遊び心あふれる将棋の駒たち

「大明駒」以外にも、さまざまなデザインの将棋の駒がある。斬新な将棋盤や駒の製作を行っているボードゲームサークル「貞屋」は、2015年に「CUBE将棋」というものを開発。木製ではなく、クリア素材を使った透明なキューブに駒の名前が書かれている。通常の将棋の駒は相手陣地に入って“成る”ことでひっくり返り、「歩」から「と金」といったように表示が変わるが、「CUBE将棋」の駒は90度倒すことで“成る”。製作者がコメントしているように、お部屋のインテリアとしても使えるオシャレさだ。

出典画像:「ボードゲームサークル 貞屋」公式ブログより

 

また、子どもにうってつけの将棋として「大きな森のどうぶつしょうぎ」というものもある。それぞれの駒にかわいらしい動物の絵が描かれているのが特徴で、一マスずつ進む歩兵は「ひよこ」、ぴょんぴょん跳ねるように進む桂馬は「うさぎ」、猪突猛進するように真っ直ぐにしか進めない香車は「いのしし」という風に、駒の持ち味を見事に反映。ちなみに王将は、百獣の王「らいおん」となっている。

出典画像:「幻冬舎エデュケーション局」公式サイトより

 

子ども向け将棋としては、くもんから発売されている「NEWスタディ将棋」というものも。こちらは駒自体に小さな盤面が再現されていて、どんな風に動けるのか具体的に矢印で書かれている。さらに漢字が読めない子どもでも遊べるよう、「飛(ひ)」「歩(ふ)」という振り仮名がついているのだが、日本語と日本文化に触れたい海外の人にも需要があるかもしれない。

出典画像:「くもん出版」公式サイトより