日本の製造業に対する中国社会の評価は高い。一方で中国の製造技術向上に連れて、中国では「日本の製造技術に追いついた」という言論も一部で聞かれるようになった。中国メディア・今日頭条は14日「それでも日本の製造業は衰退したと言うか? 日本のミリメートル級切削加工技術コンテストを見よ」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 日本の製造業に対する中国社会の評価は高い。一方で中国の製造技術向上に連れて、中国では「日本の製造技術に追いついた」という言論も一部で聞かれるようになった。中国メディア・今日頭条は14日、「それでも日本の製造業は衰退したと言うか? 日本のミリメートル級切削加工技術コンテストを見よ」とする記事を掲載した。

 記事は、「中国には『失之毫厘謬以千里』(ほんの小さなミスが、大きな誤りにつながる)という言葉ある。加工製造業においてはなおの事であり、微細な製品が技巧の見せ所になり、創意を競い合う無二の方式になった」としたうえで、日本の工作機械メーカーDMG森精機が毎年「切削加工ドリームコンテスト」を開催しており、日本国内の企業や学校、研究機関からは「切削加工技術、技能の交流の大舞台」と認識されていると紹介。「同コンテストの受賞作品は現在の切削加工技術の最高レベルであると言える」とした。

 そして、昨年11月に行われた第12回コンテストが製品加工、試作・テスト加工部品、金型・造形加工、微細加工、アカデミックの5部門で行われたことを紹介したうえで、その受賞作品の画像を掲載。「この精妙な工芸品に驚き震えはしなかったか、自分は呆然としてしまった」と感想を伝えた。記事は「日本では、多くの中業企業が1つの製品の生産に集中し、1つの技術を磨き、1つの分野に長い時間専念する。この『匠の精神』は、われわれが深く考え、学ぶに値するものだ」と締めくくっている。

 受賞作品の写真を見ていると、そのフォルムの美しさに惚れ惚れとしてしまう。しかも、それぞれの画像には実際の加工品の大きさを示す目盛りが付されており、いかに小さいかが見て取れる。普段目につかない場所に、見えないほどの小さな部品の質が究極的に高められているからこそ「メイド・イン・ジャパン」は世界から高い評価を得ているのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)