10日、東京を訪れた中国人観光客が、「日本のおもてなしにびっくりした瞬間」を旅日記につづっている。資料写真。

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2017年2月10日、東京を訪れた中国人観光客が、「日本のおもてなしにびっくりした瞬間」を旅日記につづっている。

私たち2人はその日、お台場から九段下に戻ろうとしていた。「ゆりかもめ」に乗らなければならないが、お台場海浜公園駅からずっと歩き続けて体はもうヘトヘト。寒さの中、遠く離れた駅に戻るのは絶対に嫌だった。

そこで私たちは食事を取ったショッピングモールの1階で地図を見てみることにした。近くに駅がないかと考えたのだ。友人とあれこれ相談していると、遠くの方からショッピングモールのスタッフが足早に近づいてきて「どこかお探しですか?何かお手伝いできることはありますか?」と声を掛けてくれた。ゆりかもめに乗りたいことを伝えると彼女は私たちを店の入り口まで案内してくれたのだが、数歩進むたびに振り返り、笑顔で「こちらです」と言うではないか。彼女の説明で入り口の向かいにあるホテルの側に駅があることを知った私たちが軽くお礼を言うと、今度は90度のお辞儀をして「ありがとうございました」。私たちが店を出た後もその女性は頭を深々と下げたままだった。

私たちはこのサービスに驚かされた。なぜなら、中国の日常生活の中では「誰かが自発的に助けてくれる」ということはおろか、店員を探して何か質問するのさえとても難しいからだ。そして、普通は「質問に喜んで対応」という素振りも見せない。一方、日本では困っている私たちを助けたいという気持ちを感じることができた。私たちは店のお客ではなく通りすがりの観光客だというのに、彼女はここまで礼儀正しくわれわれを見送ってくれたのだ。日本のサービスが素晴らしいということは以前から聞いていたが、今回の体験で何が本物のサービスと呼べるかを感じ取ることができた。(翻訳・編集/野谷)