エレン・バースティン Photo by Desiree Navarro/WireImage

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 1974年製作の「アリスの恋」(マーティン・スコセッシ監督)でアカデミー賞主演女優賞に輝いた米女優エレン・バースティンが、自身が出演する新作映画で84歳にして監督デビューを果たすと、米メディアが報じている。

 バースティンがメガホンをとるのは、真実の物語から着想を得たダークコメディ「Bathing Flo.(原題)」。落ちぶれた男ダニーは、オーナーが不在の家の留守番を引き受けるが、風変わりな老女フロが一緒であることを後から知る。ダニーとフロは仕方なく一緒に暮らし始めるが、そのうちかけがえの無い人生の教訓を共有するようになっていく。

 1970年代にAFI(アメリカ映画協会)が初めて開催した女性監督のためのワークショップに参加したバースティンは、米Deadlineに対し「70年代には女性が映画を監督するなんて考えがたいことでした。私がワーナー・ブラザースのジョン・キャリーに『アリスの恋』を持ち込んだとき、監督をする気があるならしてくれと頼まれたんです。でも、まだ演じながら監督をする準備はできていないと答えたの。AFIは私に自信を付けてくれたけれど、その後、ジョンがくれたようなオファーをもらうことはなかったし、本当に監督したいと思うこともなかったわ。今まではね」と語っている。

 なお、女優のローラン・レイクが、ダニー・ブロックルハーストとダニー・シャーマンの草案を基に初めて脚本を執筆し、自ら出演することも決定している。