昨夜(2017年2月14日)の韓国メディアは、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男氏がマレーシアで殺害されたと一斉に報じた。北朝鮮の女性2人の工作員に毒針で暗殺されたという報道もある。マレーシア警察当局によると13日午前9時ごろ、金正男氏はめまいを覚え、病院に運ばれる途中に死亡したという。

正男氏は1971年に故金正日総書記の長男として生まれた。金正恩は再婚した夫人との三男だ。

テレビ朝鮮は「金正恩委員長が自らの地位を強化するために兄を暗殺したという見方が有力だ」と報じている。また、聯合ニュースに取材した脱北者は「金正恩が金正男に北朝鮮に帰るように命令したという話を聞いた。金正男は金正恩の兄ではあるが、最高指導者の命令に従わなかったため処刑されたと思われる」と話す。

中国が温存していた金正男氏

ソウル支局の高橋政光記者は「事件の背景について北朝鮮の専門家は、金正男氏は北朝鮮の世襲を批判していたうえに、政権崩壊の際に中国の支援を受けて正恩氏の代役として投入される可能性があると取り沙汰していました。こうしたことから正恩氏は、権力の脅威となる最後の可能性を完全に取り除いたとみています。殺害は正恩氏自身の指示だったと指摘しています」と伝える。

浜田敬子(前アエラ編集長)「びっくりしました。まるでスパイ映画ですね」
司会の羽鳥慎一「なぜ、このタイミングなのか、気になります」

北朝鮮情報専門サイトのデイリーNKジャパン編集長の高英起氏が背景を説明する。「ポイントの,魯棔璽襯撻鵑里茲Δ米膿法これは北朝鮮工作員の常套手段です。△魯泪譟璽轡◆F皹錣虜覆いて頻繁に行き来していました。そしては2月16日。この日は金正日総書記の誕生日で、これに合わせたとみられます」。

今後、北朝鮮はどうなるのか。高英起氏は「ただでさえ、評判が悪い北朝鮮のイメージがもっと悪くなります。なんだ金正恩氏とは、となってしまいますね」と話した。