破天荒な女性刑事を演じるシシド・カフカ/(C)NTV

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日本テレビ系で放送中の日曜ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」(毎週日曜夜10:30-11:25)。言葉や匂いを“視る”ことのできる視覚を持った主人公・旅人(松坂桃李)をはじめ、国会議員の息子でありながら町のチンピラに慕われる雪路(濱田岳)、“ドS”女性刑事・増子(シシド・カフカ)など、魅力あふれるキャラクターの存在がドラマを盛り上げている。

【写真を見る】シシド・カフカはSキャラに見えるように「トーンを落として早口で喋っている」と明かす/(C)NTV

中でも増子は漆黒の衣裳を身にまとい、口調は荒く、年上の相棒刑事をこき使い、違法逮捕が大好きな破天荒な刑事。「ファーストクラス」('14年、フジテレビ系)で話題となったドSキャラの再来が、ファンの間で話題となっていた。

そこでシシドにインタビューを敢行! Sキャラとしてのイメージ定着や、女優だけでなくドラマー、モデルとしての活動に対する思いを赤裸々に明かしてくれた。

――2年ぶりの連続ドラマ出演について、率直な感想は?

「またS(キャラ)か」って思いましたね(笑)。やっぱりそういうイメージがすごくあるんだなと。プライベートでもそういうふうに思われることが多いけど、実際に話してみると「こんな話す人だとは思わなかった!」ってギャップがあるみたいで。

普通に過ごしてるだけで、いい人に見られるのですごく得しています。

――Sキャラを演じる際に意識していることは?

元々早口なんですけど、それよりも早くまくしたてるように話したり、普段よりも声のトーンを落とすようには意識しています。増子は何者にも物おじしないキャラクターなので、態度もデカく見えるように、腕を組んだり、腰に手を持っていったりするというのは考えていますね。

――堤幸彦監督からのアドバイスは?

それが、特にないんですよ…(笑)。「増子は仕事ができて、違法逮捕が大好き」という条件は聞いたんですけど、役のために習得することなどは特に(注文が)なかったんです。

あと、増子はよく人に指をさすんですが、それは監督から「とりあえず、指いっぱいさそうか」って言われて。急に「(芝居中いすを)蹴ってくれ」といった要求もあるので、そこはちゅうちょなくいけばいいかなという感じで演じています。

――劇中では雪路への華麗なキックなどを披露していますが、体術のトレーニングなどは?

しなきゃいけないかなとは思っているのですが、毎回その場で急に言われるので現場で必死に習得しています。だから、ムエタイでも習いに行った方が良いのかなって。

雪路役の濱田さんからは「全然気にしないでください、大丈夫なんで」って言っていただいているので、思いっきりやっちゃいます(笑)。

――身のこなしの華麗さは、ドラマーとしての活動から得られている部分もありますか?

実は運動神経はすこぶる鈍くて、できる運動がドラムだけなので…動きの部分ではないですね。でも以前、他の現場の監督さんに「せりふのリズム感がいいね!」と言っていただいたので、それは自分の強みかなと。「ここは一呼吸置く、ここはまくしたてる」というようなテンポ感は意識しています。

――シシドさん自身と増子は似ている部分がありますか?

似ている部分…黒い服しか着ないというところは一緒かな。私服も黒が基調になっていることが多いですね。

――でもそれが基で、“カフカ”というネーミングが生まれたんですよね?

そうなんです。デビュー前に出会ったコピーライターの渡辺潤平さんが「シシドちゃんは黒い服着てるし、カラスっぽいよね」って。そこからチェコ語で“カラス”の意味を持つ、“カフカ”って名付けてもらいました。

2月に出す新しいCDの曲でも、潤平さんが詞を書いてくれて。すごく面白い言葉を並べてくれるんです。

[PAGE]真の“ドS”は相棒刑事・和田聰宏!?

――撮影現場ではコンビを組む土井役の和田聰宏さんといる時間が長いと思いますが?

和田さんはすごく喋る方ですけど、しょーもない話しかしていないですねー。あ、彼こそSですよ。すぐ「気持ちわりーな!」っていう言葉を使ったり、多部(未華子)さんのイヌに向かって暴言を吐いたり…ドSじゃないですか。

私の方がその暴言を聞いて「そんなこと言わないで下さいよ〜」ってなだめているので、普段は本当に真逆なペアですね(笑)。でも、和田さんがこんなに喋る方だとは思っていなかったので、楽しくやらせていただいてます。

――他に現場で話をされる方はいますか?

灯衣ちゃん役の(住田)萌乃ちゃんとも先日じっくり話しました。私が化粧を落とした時に、萌乃ちゃんが「そっちの方がきれい!」って言ってくれたりして。

「そんなせりふ、どこで覚えてきたんだい?」って感じですけど(笑)。ずっと大人に囲まれた中で仕事をしてきている子供だなって思う反面、すごい無邪気なところもある。皆さんに遊んでもらっているところを遠くから見守りながら現場で和んでます。

――ちなみに、五感のどれかを発達させるとしたらどの感覚?

やっぱり聴覚ですかね。どんな音も聞き逃さない、全てのリズムが分かる耳にしたいです。仕事に直結しますし、遠くの音まで聞こえたら面白いかなと。

――音楽活動をはじめマルチに活躍できるパワーの源はありますか?

小さな頃からいろいろなことに興味がある性格だったというのはあります。だけど、何よりも器用貧乏になるのが怖くて、あえて制限して音楽以外は見ないようにしていた時にモデルや女優の話をいただきました。

最初は(音楽以外の活動で)大きく崩れていくんじゃないかと、恐怖や戸惑いの方が大きかったんです。音楽以外の世界にお邪魔しに行くと、そこで100%でやっている人たちに嫌な目で見られるんじゃないかって恐縮する気持ちがあったりして。

でも、行ってみたら“ミュージシャンのシシド・カフカ”を誘ってくれていることが分かりました。そうとなったら「経験したこと全部を音楽に返してやろう」という気持ちになったんです。そういう思いで今、いろいろなことを吸収させてもらっています。 

――今後女優として演じてみたい役は?

主人公が毎回立ち寄る喫茶店の店員、みたいな立ち位置の役をやってみたいですね(笑)。「おう、いらっしゃい」って軽いノリで主人公やストーリーと全然関係のない役は、逆に面白そうだなと思います。

――最後に、中盤以降の見どころを教えて下さい

旅人の過去や彼がもくろんでいることの真相に迫っていきますので、その部分は大きな見どころです。

それと身内でいうと、土井さんのキャラクターがどんどんと崩壊していくので、そこも楽しんで見ていただければ。いろいろなところで、いろいろなことが熟成されていく過程を楽しんでください!