けやき坂46・影山優佳さんが「サッカー愛」、独自の「サンフレッチェ歴代ベスト11」を語る!
私のサッカーのルーツは両親です。父は昔から日本代表の試合になると、アウェーゲームまで応援しに行くほどのサッカー好きでした。母も一緒に試合についていくうちに好きになったそうで、物心ついた時から影山家にはサッカーがありました。どんなことがあっても、サッカーの話をすればみんなが笑顔になる――。私や家族にとって、サッカーは本当に大きな存在です。
海外まで試合を観に行ったのは赤ちゃんの頃だったので、残念ながら覚えていません(苦笑)。でも、私がまだ母のお腹にいる時、(2000年の)シドニーオリンピックに行ってサッカーの試合を観たらしいんです。「優佳が生まれる前、一緒にサッカーの試合を観たんだよ」と母から言われたのはよく覚えています。これまで観戦・応援してきたどの試合も印象に残っていますが、これは私の中でも思い出深いエピソードのひとつです。
【PHOTO】『サッカー大好き少女』けやき坂46の影山優佳さん
サッカーを見始めた頃は、まだルールも分からず、みんなと一緒に応援するのが楽しい、という感覚でした。ゴールが決まったら、ハイタッチして喜んでいましたね。でも、父が「〇〇選手の今の動きは良かったね」と細かい部分を分析しているのを聞いたり、家族でサッカー番組を見ていると「今の動きはこうしたら良かったんじゃない?」、「守備のラインが下がり気味だね」という話題になるので、その話についていくためにハイライト映像を見て勉強しました。戦術面に目が行くようになったのも、やっぱり両親の影響が大きいと思います。今では自然と、ディフェンスラインの位置やラインコントロールに目が行きます(笑)。
最近では、嬉しいことにブログや番組を見てくださったファンの方がサッカーのユニホームを着て握手会に参加してくださったり、「僕もサッカーが好きなんだ」、「この戦術についてどう思う?」と声をかけていただけるようになりました。サッカーという共通の話題ができ、サッカーが大好きなアイドルとして、私のことを覚えてくださる方も増えて、すごく嬉しいです。
サッカーは、もちろん華麗な個人技もカッコイイんですが、やっぱりチームワークのスポーツだと思うんです。最終ラインから息の合った連係でボールをつないでいって、最後にゴールが決まるのは見ていて気持ちがいいし、ワクワクしますよね。私的にJリーグのクラブでそのプレースタイルを体現しているサンフレッチェ広島が大好きです。「全員で試合をしている」感覚には、すごく惹かれるものがあります。
今回、この場をお借りして、大好きなサンフレッチェ広島の歴代ベストイレブンを私なりに選ばせて頂きました。
【影山優佳さん選出のサンフレッチェ広島歴代ベストイレブン】
(システム:3-4-2-1)
GK:西川周作(2010〜13)
DF:田中マルクス闘莉王(2001〜02)、千葉和彦(2012〜)、森脇良太(2004〜05、08〜12)
ボランチ:サンパイオ(2003〜04)、青山敏弘(2004〜)
ウイングバック:槙野智章(2006〜10)、ミキッチ(2009〜)
シャドー:久保竜彦(1995〜2002、08〜09)、佐藤寿人(2005〜16)
センターフォワード:浅野拓磨(2013〜16)
GKは絶対的な守護神の西川選手です。スーパーセーブに加えて、ロングフィードで攻撃の起点にもなっていて、チームプレーの中でも重要な役割を担ってくれるんじゃないかなと。一般的に、GKは手でボールを掴むイメージのポジションですが、足もとの技術も高くて、“全身”を使ってプレーする姿が凄いなと思います。
3バックはリベロに闘莉王選手、ストッパーに千葉選手と森脇選手を選びました。闘莉王選手は在籍期間は長くなかったですが、空中戦に強くて、ロングボールもしっかりと撥ね返してくれる。溢れんばかりの闘志で、最終ラインを統率してくれると思います。千葉選手と森脇選手は、実は私がサンフレッチェ広島を好きになるきっかけとなったふたりです。『やべっちF.C.』の「デジっちが行く!」のコーナーで、一発芸をしたりしてチームを盛り上げていたのが印象的でした。とても面白くて大好きなんですが、キャラクターだけではなく、ふたりには得意のビルドアップでも活躍してほしいです。
ウイングバックは左が槙野選手、右はミキッチ選手です。槙野選手はサイドを駆け上がる攻撃参加と、守備でも仕掛けてきた相手を前線で止めているイメージがあるので、ディフェンダーですが、サイド(ウイングバック)に置きました。ミキッチ選手はスプリント能力が素晴らしくて、突破からクロスという確固たる攻撃の形があります。ぜひ、私が選んだチームでも、サイドの攻防を制して、攻撃の中心になってくれると信じています。
ボランチはサンパイオ選手と青山選手です。元ブラジル代表のサンパイオ選手を生で見たことはないんですが、父がよくビデオで見ていたので、プレースタイルは知っています。堅実な守備と正確なパスワークが素晴らしくて、決定力もあるので、ボランチとしては最強なんじゃないかなと思います。パートナーの青山選手は、ゲームメイク力が高くて視野も広いので、サンパイオ選手との連係が楽しみです。
前線の3人は、シャドーに久保選手と佐藤選手、トップには浅野選手を選びました。『ミスター・サンフレッチェ』のひとりである佐藤選手は、攻めるだけでなく、チームのためにしっかりと守備に戻り、ボールを取りに行きます。その献身的な姿がとても好きなので、私のチームには欠かせません。
久保選手は力強いシュートや空中戦など頼れる武器を持っていて、攻撃に特化したFWのイメージがあります。佐藤選手とはまた違ったスタイルなので、良い“化学反応”が起きるんじゃないかなと期待しています。本来はCFですが、シャドーでも活躍してくれると思います。
浅野選手と言えば、何と言っても足が速い! シャドーからの仕掛けはもちろん、常に冷静で周囲の動きに合わせる力があるし、決定力も高いですよね。浅野選手をシャドーに回して、佐藤選手をトップにしようかとも迷ったんですが……、ゴールを決めてくれると信じてトップに抜擢しました。
今回、11人を選ぶのはかなり悩みました(苦笑)。あの選手も入れたいし、この選手も入れたいし……。もし、もうひとり「スーパーサブ枠」として選ばせてもらえるなら、FWのピーター・ウタカ選手を入れます。サンフレッチェ広島のスタイルにおいては、ゴールを決める選手の存在はとても重要です。ただつなげるだけではゴールは生まれず、試合にも勝てません。昨年、Jリーグ得点王になったウタカ選手の決定力は魅力だと思います。
チームとしては、3バックがしっかりと守って前につなげていくサンフレッチェ広島本来のスタイルをベースに、ボランチのサンパイオ選手と青山選手を起点として、両サイドを万遍なく使って攻めたいですね。
サッカーとひらがなけやき(けやき坂46)の自分の芸能活動をつなげるとするなら、やっぱりチームワークの大切さです。ひとりが頑張っても、集団としてまとまらなければ、欅坂46、ひらがなけやきはグループとして本当の意味で輝かないと思っています。一人ひとりが自分の役割を理解して、積極的に動いてみたり、自分のできることをする――。みんなが心をひとつにして、それぞれが輝きを放てば、結束力の強いキラキラしたグループになれるんじゃないかなと思います。
「サッカー大好き少女」という、まさに私をひと言で表現した素晴らしいキャッチコピーをつけていただき、こうしてサッカーをきっかけにお仕事をさせていただけるのは本当に幸せです。これからもサッカーに携わって、たくさんの方々にサッカーのことを知ってもらいたいなと思っています。今はまだ夢のまた夢ですが、いつかJリーグや高校サッカーの応援マネージャーのように、「サッカーが大好きな女の子・アイドルと言えば影山優佳」と言われるように活動してきたいと思います。
そのためには、もっともっとサッカーを好きになって、たくさん勉強を頑張らないといけませんね。みんなで一緒にサッカーを盛り上げていきましょう! そしてサッカー好きのみなさん、ぜひ、ひらがなけやきのことも応援してもらえると嬉しいです!
PROFILE
影山優佳(かげやま・ゆうか)/2001年5月8日生まれ、東京都出身。2016年4月、欅坂46のアンダーグループ『けやき坂46』(ひらがなけやき)のオーディションに合格。忙しい活動の合間を縫い、サッカー観戦にも足しげく通う『サッカー大好き少女』として知られる。好きなサッカークラブは、サンフレッチェ広島とドルトムント。サッカー4級審判員の資格も持つ。
<Information>
・欅坂46 4thシングル 4月5日(水)発売決定!!
・欅坂46 3rdシングル「二人セゾン」 好評発売中!!
・『KEYA BINGO! 2』(日本テレビ系)
放送日:毎週火曜 午前1:29〜(関東ローカル)
・『欅って、書けない?』(テレビ東京)
放送日:毎週日曜 午前0:35〜
取材・構成:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
海外まで試合を観に行ったのは赤ちゃんの頃だったので、残念ながら覚えていません(苦笑)。でも、私がまだ母のお腹にいる時、(2000年の)シドニーオリンピックに行ってサッカーの試合を観たらしいんです。「優佳が生まれる前、一緒にサッカーの試合を観たんだよ」と母から言われたのはよく覚えています。これまで観戦・応援してきたどの試合も印象に残っていますが、これは私の中でも思い出深いエピソードのひとつです。
サッカーを見始めた頃は、まだルールも分からず、みんなと一緒に応援するのが楽しい、という感覚でした。ゴールが決まったら、ハイタッチして喜んでいましたね。でも、父が「〇〇選手の今の動きは良かったね」と細かい部分を分析しているのを聞いたり、家族でサッカー番組を見ていると「今の動きはこうしたら良かったんじゃない?」、「守備のラインが下がり気味だね」という話題になるので、その話についていくためにハイライト映像を見て勉強しました。戦術面に目が行くようになったのも、やっぱり両親の影響が大きいと思います。今では自然と、ディフェンスラインの位置やラインコントロールに目が行きます(笑)。
最近では、嬉しいことにブログや番組を見てくださったファンの方がサッカーのユニホームを着て握手会に参加してくださったり、「僕もサッカーが好きなんだ」、「この戦術についてどう思う?」と声をかけていただけるようになりました。サッカーという共通の話題ができ、サッカーが大好きなアイドルとして、私のことを覚えてくださる方も増えて、すごく嬉しいです。
サッカーは、もちろん華麗な個人技もカッコイイんですが、やっぱりチームワークのスポーツだと思うんです。最終ラインから息の合った連係でボールをつないでいって、最後にゴールが決まるのは見ていて気持ちがいいし、ワクワクしますよね。私的にJリーグのクラブでそのプレースタイルを体現しているサンフレッチェ広島が大好きです。「全員で試合をしている」感覚には、すごく惹かれるものがあります。
今回、この場をお借りして、大好きなサンフレッチェ広島の歴代ベストイレブンを私なりに選ばせて頂きました。
【影山優佳さん選出のサンフレッチェ広島歴代ベストイレブン】
(システム:3-4-2-1)
GK:西川周作(2010〜13)
DF:田中マルクス闘莉王(2001〜02)、千葉和彦(2012〜)、森脇良太(2004〜05、08〜12)
ボランチ:サンパイオ(2003〜04)、青山敏弘(2004〜)
ウイングバック:槙野智章(2006〜10)、ミキッチ(2009〜)
シャドー:久保竜彦(1995〜2002、08〜09)、佐藤寿人(2005〜16)
センターフォワード:浅野拓磨(2013〜16)
GKは絶対的な守護神の西川選手です。スーパーセーブに加えて、ロングフィードで攻撃の起点にもなっていて、チームプレーの中でも重要な役割を担ってくれるんじゃないかなと。一般的に、GKは手でボールを掴むイメージのポジションですが、足もとの技術も高くて、“全身”を使ってプレーする姿が凄いなと思います。
3バックはリベロに闘莉王選手、ストッパーに千葉選手と森脇選手を選びました。闘莉王選手は在籍期間は長くなかったですが、空中戦に強くて、ロングボールもしっかりと撥ね返してくれる。溢れんばかりの闘志で、最終ラインを統率してくれると思います。千葉選手と森脇選手は、実は私がサンフレッチェ広島を好きになるきっかけとなったふたりです。『やべっちF.C.』の「デジっちが行く!」のコーナーで、一発芸をしたりしてチームを盛り上げていたのが印象的でした。とても面白くて大好きなんですが、キャラクターだけではなく、ふたりには得意のビルドアップでも活躍してほしいです。
ウイングバックは左が槙野選手、右はミキッチ選手です。槙野選手はサイドを駆け上がる攻撃参加と、守備でも仕掛けてきた相手を前線で止めているイメージがあるので、ディフェンダーですが、サイド(ウイングバック)に置きました。ミキッチ選手はスプリント能力が素晴らしくて、突破からクロスという確固たる攻撃の形があります。ぜひ、私が選んだチームでも、サイドの攻防を制して、攻撃の中心になってくれると信じています。
ボランチはサンパイオ選手と青山選手です。元ブラジル代表のサンパイオ選手を生で見たことはないんですが、父がよくビデオで見ていたので、プレースタイルは知っています。堅実な守備と正確なパスワークが素晴らしくて、決定力もあるので、ボランチとしては最強なんじゃないかなと思います。パートナーの青山選手は、ゲームメイク力が高くて視野も広いので、サンパイオ選手との連係が楽しみです。
前線の3人は、シャドーに久保選手と佐藤選手、トップには浅野選手を選びました。『ミスター・サンフレッチェ』のひとりである佐藤選手は、攻めるだけでなく、チームのためにしっかりと守備に戻り、ボールを取りに行きます。その献身的な姿がとても好きなので、私のチームには欠かせません。
久保選手は力強いシュートや空中戦など頼れる武器を持っていて、攻撃に特化したFWのイメージがあります。佐藤選手とはまた違ったスタイルなので、良い“化学反応”が起きるんじゃないかなと期待しています。本来はCFですが、シャドーでも活躍してくれると思います。
浅野選手と言えば、何と言っても足が速い! シャドーからの仕掛けはもちろん、常に冷静で周囲の動きに合わせる力があるし、決定力も高いですよね。浅野選手をシャドーに回して、佐藤選手をトップにしようかとも迷ったんですが……、ゴールを決めてくれると信じてトップに抜擢しました。
今回、11人を選ぶのはかなり悩みました(苦笑)。あの選手も入れたいし、この選手も入れたいし……。もし、もうひとり「スーパーサブ枠」として選ばせてもらえるなら、FWのピーター・ウタカ選手を入れます。サンフレッチェ広島のスタイルにおいては、ゴールを決める選手の存在はとても重要です。ただつなげるだけではゴールは生まれず、試合にも勝てません。昨年、Jリーグ得点王になったウタカ選手の決定力は魅力だと思います。
チームとしては、3バックがしっかりと守って前につなげていくサンフレッチェ広島本来のスタイルをベースに、ボランチのサンパイオ選手と青山選手を起点として、両サイドを万遍なく使って攻めたいですね。
サッカーとひらがなけやき(けやき坂46)の自分の芸能活動をつなげるとするなら、やっぱりチームワークの大切さです。ひとりが頑張っても、集団としてまとまらなければ、欅坂46、ひらがなけやきはグループとして本当の意味で輝かないと思っています。一人ひとりが自分の役割を理解して、積極的に動いてみたり、自分のできることをする――。みんなが心をひとつにして、それぞれが輝きを放てば、結束力の強いキラキラしたグループになれるんじゃないかなと思います。
「サッカー大好き少女」という、まさに私をひと言で表現した素晴らしいキャッチコピーをつけていただき、こうしてサッカーをきっかけにお仕事をさせていただけるのは本当に幸せです。これからもサッカーに携わって、たくさんの方々にサッカーのことを知ってもらいたいなと思っています。今はまだ夢のまた夢ですが、いつかJリーグや高校サッカーの応援マネージャーのように、「サッカーが大好きな女の子・アイドルと言えば影山優佳」と言われるように活動してきたいと思います。
そのためには、もっともっとサッカーを好きになって、たくさん勉強を頑張らないといけませんね。みんなで一緒にサッカーを盛り上げていきましょう! そしてサッカー好きのみなさん、ぜひ、ひらがなけやきのことも応援してもらえると嬉しいです!
PROFILE
影山優佳(かげやま・ゆうか)/2001年5月8日生まれ、東京都出身。2016年4月、欅坂46のアンダーグループ『けやき坂46』(ひらがなけやき)のオーディションに合格。忙しい活動の合間を縫い、サッカー観戦にも足しげく通う『サッカー大好き少女』として知られる。好きなサッカークラブは、サンフレッチェ広島とドルトムント。サッカー4級審判員の資格も持つ。
<Information>
・欅坂46 4thシングル 4月5日(水)発売決定!!
・欅坂46 3rdシングル「二人セゾン」 好評発売中!!
・『KEYA BINGO! 2』(日本テレビ系)
放送日:毎週火曜 午前1:29〜(関東ローカル)
・『欅って、書けない?』(テレビ東京)
放送日:毎週日曜 午前0:35〜
取材・構成:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)