少しの工夫で、じつは暖房効率を上げることができます。その結果、ホカホカと心地よくなるのはもちろん、電気代をカットすることが可能に。

 手軽でお得な暖房ワザを、空調のプロと家電のプロにアドバイスしてもらいました。暖房費が気になるからと寒さを無理にガマンしていた人にうれしい、今すぐ取り入れることのできる簡単なワザばかりです。

知って得する、暖房効率を上げるための10のワザ

【01:ファンヒーター】冷気がたまる窓際に置くと足元が冷えない


ファンヒーターを窓から離れた場所に置くと、天井から下りてきた暖気が冷たい窓で冷やされ、そのまま足元に届いてしまいます。これを避けるためには、ファンヒーターを窓際に設置をしましょう。窓の冷気を暖めてから循環させることができます。

【02:エアコン】風量は「自動」設定がいちばんの節電

節電のことを考えたら、風量も控えめな「弱」がいいと思いがちですが、じつは間違い。設定温度まで上がったら勝手に停止する「自動」の方が節電につながります

【03:エアコン】長期間使わないならプラグは抜く!

⇒長期間使わないならプラグは抜く! https://esse-online.jp/?attachment_id=42019


10℃など一定の外気温以下では、エアコン内部の機械が故障しないよう、予熱のため、運転時以外も20W前後の電力を消費します(機種により数値は異なる)。頻繁にプラグを抜き差しすると故障の原因になりますが、長期間使わないなら抜いた方が節約に。再び差したら、安定させるため時間をおいて。ただし、最近はエアコン室内機内部のカビ発生を抑制するために定期的に、内部に送風する機能が搭載されている機種が増えました。コンセントを抜いてしまうとこの機能が活用できなくなるので、説明書を確認してみましょう

【04:エアコン】外気温7℃以下だとエアコン以外の暖房を使う方がお得

外気温7℃以下ではエアコンの暖房効率は低下し、消費電力量が大きくなります(ただし、最新機種では対策されているものもあります)。ほかの暖房器具を使うのが得策。温度計でチェックをしてみましょう

【05:コタツ】かけ布団2枚重ね+敷布団で

コタツのかけ布団を2枚重ねにし、敷布団も併用すれば、暖まった空気が逃げにくくなります。熱が床から逃げやすい1階なら、断熱シートもプラスすれば完璧

【06:ホットカーペット】断熱シートを下に敷く

断熱シートを敷いた上にホットカーペットを重ねて使うと、熱が逃げにくくなり、効率よく温めることができます

【07:サーキュレーター】仕切りがある場合はU字に置くと暖房効率アップ

⇒仕切りがある場合はU字に置くと暖房効率アップ https://esse-online.jp/?attachment_id=42020


部屋に間仕切りがある場合、間仕切りの対面にサーキュレーターを置き、送風面を背面の壁に向けましょう。気流がU字形に流れるので、反対側の空間も暖まります

【08:暖房器具】消費電力・電気代を付せんで「見える化」し、家族の意識もアップ

⇒消費電力・電気代を付せんで「見える化」し、家族の意識もアップ https://esse-online.jp/?attachment_id=42021


暖房を使うとどれだけ電気代がかかるか、家族みんなが把握しておくことも節約のためには大切です。それぞれの消費電力や電気代を付せんに書いてはっておけば、使うときの意識改革にもなります

【09:カーテン】階段からの冷気はカーテンで防ぐ

戸建ての場合、階段を伝ってくる冷気も相当なもの。階段の入り口にカーテンやロールスクリーンを下ろして冷気をシャットアウトすれば、暖房効率がアップします

【10:身近なもので】梱包材、段ボール…身近なものも断熱材に

段ボールや気泡緩衝シート、発泡スチロールなどの梱包材は空気を含んでいるため、断熱材としても優秀。窓にはったり、床に敷いたり、身近なものを上手に利用しましょう

●教えてくれた人
【空調のプロ 北原博之さん】
筑波大学非常勤講師。エアコンを中心に省エネで快適な空調を研究、アドバイスするトータルシステム研究所代表。現在は、重要文化財の保存に適した空調管理指導にも携わっている

【家電のプロ 戸井田園子さん】
家電コーディネーター。最新家電を日々調査&研究し、消費者目線で正しい選び方・使い方を発信。「AllAbout」家電ガイドとしても活躍している

<イラスト/平井きわ>