数あるBセグメントモデルの中でもセクシーなスタイリングが目を惹くルノー ルーテシア。すでにご紹介したように、2017年2月にフェイスリフトを中心としたマイナーチェンジを受けました。

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コンパクトカーの目利きが多そうな母国フランスにおいて、2016年は販売台数ナンバー1に輝いたそうです。登場から右肩上がりで販売台数を伸ばしていて、需要増に対応すべくスロベニア(フランス、トルコを含む3拠点)でも生産を開始。

なお、今回のマイナーチェンジを機に、直列4気筒の1.2Lターボ+6速DCT(EDC/エフィシェント デュアル クラッチ)を組み合わせる「インテンス」、「ゼン」、注文生産の「アクティフ」のほか、限定車として0.9Lの直列3気筒ターボ+5速MTの「S MT」が設定されています。

試乗したのは、1.2Lターボ+6速DCTの組み合わせの「インテンス」。街中から乗り出すと中・低速から力強いトルク感があり、キビキビした走りを披露してくれます。

118ps/205Nmと数字上は驚くほどパワフルではありませんが、スペック以上の力感があるのが同エンジンの美点でしょう。さらに、今回のマイナーチェンジで、ステアリングホイール(シフトレバーも)が兄貴分のメガーヌのそれに変わったことで、より太めのグリップにより操舵時のしっかり感が増したように感じさせます。

 

ただし、デュアルクラッチトランスミッションとしては、少し変速時にショックや「間」を感じさせるなど、スムーズに走らせるには変速時にアクセルを少し戻すなどのコツが必要。

ルノーというイメージから想像するよりも足まわりは意外なほど引き締まっていて、少し硬めの乗り味といえます。ルーテシアには、R.S.(ルノースポール)もありますから、ノーマル系はもう少しソフトなセッティングでもいいと思うのですが……

 

しかし、フロントシートの良さが硬めの乗り心地を吸収しているのも確か。「インテンス」は従来よりもクッションの厚みが増し、フォールド性も向上しているように思えます。短時間の試乗でもシートが大きく、抜群のフィット感であることが十分に伝わってきました。このシートならロングドライブでも疲れを誘わなそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

フランス販売ナンバー1の実力は? ルノー・ルーテシアの走りをチェック!(http://clicccar.com/2017/02/14/444762/)