南国興産(株)(TSR企業コード:940142856、法人番号:5340001012815、鹿児島中央町18−1、設立昭和61年12月、資本金100万円、代表清算人:渡辺勝三氏)は2月3日、鹿児島地裁より特別清算開始決定を受けた。申請代理人は湯ノ口穰弁護士(弁護士法人照国総合事務所、鹿児島市照国町13−41、電話099−226−0100)。
 負債総額は約79億円だが、今後、グループ会社の会員預託金と借入金の債務免除を受け(ともに40%)を受け、約48億円に減少する見込み。

 南九州市(旧・知覧町)の誘致企業として、ゴルフ場経営を目的に南九州市で設立、平成3年5月「知覧カントリークラブ」としてオープンした。県内でも有数のステータスを持つゴルフ場として知名度は高く、鹿児島県を代表するバス事業会社である南国交通(株)(TSR企業コード:940006049、法人番号:7340001003192、同所)が筆頭株主であるほか、鹿児島県のトップ企業である総合商社南国殖産(株)(TSR企業コード:940006081、法人番号:7340001003201、同所)も出資していた。
 しかし、「知覧カントリークラブ」の開業以来、毎期、3000万円から7000万円の営業赤字を計上。13年3月から一次募集会員の預託金償還が到来したため、会員に対する分割償還や南国交通などグループ企業に会員権を購入してもらうことで対応した。17年頃には南国交通からの資金援助もあって金融機関からの借入金を弁済したが、売上低迷や金利負担などから赤字が継続、南国交通などからの借入金や出資は約20億円に達していた。一方、ゴルフ人口の減少、ゴルフプレー料金の低価格化などから、ここ数年の年間売上高は約4億円で推移、28年3月期は7000万円の欠損を計上していた。
 業績回復の見通しがつかないことから、会社分割による再建を目指した。12月1日には南国殖産が70%、南国交通が30%出資する(株)南国リゾート(TSR企業コード:023138327、法人番号:5340001019876、南九州市、資本金8000万円、代表取締役:田島浩彦氏)に会社分割してゴルフ場の運営を移譲、12月31日の株主総会決議で解散していた。