病院で処方してもらう処方薬には、一般的な新薬とジェネリックと呼ばれる薬があるのをご存知でしょうか? 調剤薬局で「ジェネリック医薬品に変更できますよ」と言われたことはありませんか? 今回は知っておいて損はないジェネリック医薬品についてご紹介します。

ジェネリック医薬品の基礎知識を確認

病気や症状を緩和するための薬には、先に開発して創られた「新薬」があり、製薬会社が長い期間の研究と巨額な費用をかけて開発しています。そのため、その薬の化学構造や製造方法は特許で守られているのですが、特許が切れたのちに他の製薬会社によって作られた「同じ成分、同じ効果」の薬をジェネリック医薬品(後発医薬品)といいます。新薬は製薬会社がつけたネームで呼ばれますが、後発医薬品はそのネームを使えないため、有効成分を表した一般名(ジェネリックネーム)を用いることが多いのでジェネリック医薬品と呼ばれています。

安いと効き目があるか心配……?

ジェネリック医薬品は新薬の2割〜5割の価格に設定されています。安いですよね。本当に効き目があるか心配になってしまいます。どうして安いのでしょうか? それは、すでに新薬で有効性や安全性が確認されている有効成分を使って開発するため、開発期間が短くコストも大幅に抑えられるからです。効き目や安全性が新薬と同じになるように、たくさんの厳しい試験をクリアしてジェネリック医薬品は販売されているので、安くても心配する必要はありません。

処方してもらうメリットは?

ジェネリック医薬品は新薬の後に開発されるため、患者さんや医療機関関係者の意見を反映し、飲みやすい形状や味に変えているものも多いそうです。私たち患者側としては、単純にお薬代が安くなるので長期間の投薬などでは特に医療費が安く済みます。日本では国の医療制度があるため、私たちが負担する医療費のほかに国の税金や各保険組合の保険料でも医療費が賄われていますが、ジェネリック医薬品を使うことで国の医療費を抑えることができるのです。そのため、国でもできるだけジェネリック医薬品を使うことを奨めているのです。

現在は全国的にジェネリック医薬品の普及が進んでいます。院外処方で調剤薬局からお薬が出る場合には、ジェネリックを使える時には薬剤師さんから「ジェネリックが使えますよ」と教えてもらえることが多いです。まだジェネリックが開発されていない薬や医師が変更を許可していない薬もあるので、担当医師や薬剤師に相談してみるとよいですよ。

 参考記事ジェネリックを知ろう

writer:しゃけごはん