不気味カワイイ?

自律歩行可能なロボットといえばボストン・ダイナミクスが有名ですが、こちらもなんとも楽しみなプロジェクトです。IEEE Spectrumによると、オレゴン州立大学からスタートした団体Agility Roboticsは、二足歩行が可能なロボット「Cassie」を発表しました。

まずはOregon State Universityが公開した、よちよちと歩く姿がなんともかわいいCassieのプロモーション映像をご覧ください。



細くて繊細な脚で上半身がないのが少し気になりますが、歩く様子はとてもスムース。またコンクリートの上だけでなく、芝生の上や雪を踏んづけても大丈夫。さらに後ろから蹴られても「おっとっと…」とバランスを取って、転ぶこともありません。

開発から3ヶ月でここまでたどり着いたCassie。その見た目はダチョウの脚そっくりですが、特にダチョウを模した…とかではないようです。Agility Roboticsのメンバーは以前に、歩行ロボット「ATRIAS」や「MARLO」を開発した経験があり、Cassieにもその経験が活かされています。脚は3次元的に動かすことが可能で足踏みをし続ける必要がなく、また短い距離を動き回るだけの十分なバッテリーも搭載されています。


Agility Robotics Cassie

Cassieの最終デザインのレンダリング。本体には保護ケースが装着予定


Cassieは市販化が予定されており、まだ決定されていないものの最終的には10万ドル(約1100万円)以下での販売を計画しています。すでに初回出荷分は完売しており、今夏に追加分の発注を受け付けるとのこと。

またAgility Robotics共同創業者のJonathan Hurst氏は、Cassieが自分で立ち上がるための腕とセンサーとが近いうちに実装され、VRシステムも開発中だと明かしています。近い将来、こんな二足歩行ロボットが私たちの暮らしを支えてくれることになるのでしょうか?

・高速移動可能なボストン・ダイナミクスの新たな二足ロボット「Handle」まるでローラースケーターのよう
・ロボットに「痛み」は必要か? ドキュメンタリーで研究者が投げかける問い

image: Oregon State University
source: IEEE Spectrum, Agility Robotics
参考: IEEE Spectrum 1, 2

(塚本直樹)