SIHH2017で発表された新作を取り上げていきます。今回は、オーデマ ピゲ。フラッグシップコレクションであるロイヤル オークが引き続き好調ですが、今年はクロノグラフのデザインが刷新されました。ブレスまでセラミックで作り上げた永久カレンダー搭載モデルも要注目です。

 

インダイアルにメリハリをつけて視認性を向上

ロイヤル オークは、1972年の誕生当時、時計界に大きな驚きをもたらしました。その理由は、ハイブランドであるオーデマ ピゲがケース素材にステンレススチールを使ったスポーツウオッチを手がけたから。

 

アイコンデザインでもある8角形のベゼルには、向きを整えたビスをセット。裏側から締めることでケース内部の気密性を高める役割を担っています。この設計により、ロイヤル オークは、薄さと防水性を両立することができたのです。

 

このように堅牢でありながらドレスウオッチに匹敵するエレガントさを兼ね備えたロイヤル オークは、「ラグジュアリー・スポーツ」というジャンルの先駆者として今なお愛されるロングセラーウオッチとなっています。

 

オーデマ ピゲは昨年、ロイヤル オークにイエローゴールドのバリエーションを一気に増やしてきましたが、今年は誕生から20周年を迎えたクロノグラフのデザインがリニューアル。

↑オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク・クロノグラフ」259万2000円(予価)/Ref.26331ST.OO.1220ST.01

 

↑オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク・クロノグラフ」259万2000円(予価)/Ref.26331ST.OO.1220ST.02

 

↑オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク・クロノグラフ」259万2000円(予価)/Ref.26331ST.OO.1220ST.03

 

 

↑オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク・クロノグラフ」610万2000円(予価)/Ref.26331OR.OO.1220OR.01

 

↑オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク・クロノグラフ」410万4000円(予価)/Ref.26331OR.OO.D821CR.01

 

グランド・タペストリー模様の文字盤にセットされたサブダイアルは、積算計とスモールセコンドで大小がつけられました。これは、1930〜1960年代に製作されていたクロノグラフにインスピレーションを得たデザインとのこと。

直径は41mmと変わらず、防水性も50mを確保。搭載ムーブメントも自動巻きCal.2385が引き続き採用されています。

↑こちらはベゼルとブレスの中駒にプラチナを使ったブティック限定。ダイアルカラーとフルポリッシュベゼルが特徴。オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク・クロノグラフ」459万円(予価)/Ref.26331IP.OO.1220IP.01

 

ロイヤル オークの造形をフルセラミックで実現

オーデマ ピゲは、1955年に世界で初めて閏年機能を搭載する永久カレンダー腕時計を作り上げたブランドでもあります。この歴史を受け継ぐ最新作が、ロイヤル オークから発表されました。

 

永久カレンダーの新作だけでも十分に話題性はありますが、本当に驚くべきはその外装。細部にわたるポリッシュの面取り仕上げとシャープなヘアライン仕上げの組み合わせは、ロイヤル オークに欠かせない魅力ですが、こうした仕上げまで徹底してセラミックで再現したのです。

 

もはや時計界で定番になりつつセラミックは、ご存知の通り耐傷性に優れた硬く・強い素材です。これでロイヤル オークの外装を作るために、オーデマ ピゲは製作に600時間(SS製の約5倍)もの時間がかけたそうです。

 

↑オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダー」1004万4000円(予価)/Ref.26579CE.OO.1225CE.01

全体的にブラックで統一される中で際立つムーンフェイズディスクは、キラキラと輝くアベンチュリンダイアル製。緻密に描かれたリアルな月と合わせて、幻想世界を作り上げています。

 

まったくの新型はありませんでしたが、数多くのバリエーション展開を発表してきたオーデマ ピゲ。人気モデルであるロイヤル オークの選択肢が増えることは、これから“一生モノ”の時計購入を検討している人にとって嬉しいニュースでしょう。