シンガポールとマレーシアのクアラルンプールを結ぶ高速鉄道建設プロジェクトは2017年中に入札が行われる予定だ。日本はもちろん、中国や韓国も同計画に入札すると見られている。(イメージ写真提供:123RF)

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 シンガポールとマレーシアのクアラルンプールを結ぶ高速鉄道建設プロジェクトは2017年中に入札が行われる予定だ。日本はもちろん、中国や韓国も同計画に入札すると見られている。

 中国メディアの騰訊は11日、シンガポールとマレーシアを結ぶ越境高速鉄道の受注競争について、日本と中国のどちらに分があるかという点に対し、上海外国語大学日本文化経済学院に所属する中国人教授と中国社会科学院アジア太平洋グローバル戦略研究院のメンバーの見解を紹介している。

 記事は上海外国語大学日本文化経済学院に所属する中国人教授が、新幹線に対して「知名度が高く、歴史もあり、競争力、技術、安全性のすべてにおいて問題がない」と説明したことを紹介。だが、新幹線の最大の弱点はコストが高いことだと指摘したことを紹介した。

 また、中国高速鉄道については「技術と実績は新幹線に比べて大きな差はないが、問題は中国高速鉄道の歴史が新幹線に及ばないため、実績の点ではやはり新幹線に分がある」と説明、しかし、「中国高速鉄道は価格競争力で新幹線を大きく上回っている」と主張したことを伝えた。

 さらに記事は、中国社会科学院アジア太平洋グローバル戦略研究院に所属するあるメンバーも新幹線の国際的な信望の高さに言及する一方で、中国高速鉄道はコスト面で日本より分があるという見解を示したと紹介。しかし、同メンバーは、もしかするとこのプロジェクトは1カ国が路線全体を建設するのではなく、中国、韓国、日本が分担して建設する形になるかもしれないと説明、果たしてそのとおりになるかどうかは蓋を開けて見なければわからないとしている。

 建設効率という観点のみから考えれば、中国、韓国、日本の3カ国が協力して建設するという可能性は低いと言えるかもしれない。しかし、シンガポールとマレーシア両国が、日本・中国・韓国すべてとの良好な関係を促進したいと判断するならこうした選択もあり得るだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)