「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を卒業した(写真左から)太川陽介&蛭子能収

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1月2日の第25弾をもって、太川陽介&蛭子能収の名物コンビが卒業となった「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)シリーズ。

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今回、DVD第4弾の発売決定を記念して、太川&蛭子が卒業後の心境を告白してくれた。

――改めて、卒業しての感想をお願いします。

太川:ロケをしていると、本当に皆さんよく見ていただいているんですよ。年配の方なんて100パーセントと言っていいほど「バス旅見ていますよ」っておっしゃってくださって。僕にとっては、今までにない浸透ぶりを感じました。そんなところまで浸透した番組を「卒業したんですよ」と告げるのは少し寂しい思いがしますね。心苦しいというか。もっと続けたかったですけど、行く場所も尽きてきましたし、何より蛭子さんの体力がね…。

蛭子:70歳になるのでね…。まあ本当はまだ69歳なんですけど。“シックスナイン”でね、元気がないといけない年なんですけどねえ。

――いきなりの“蛭子節”さく裂ですね…。

蛭子:(無視して)やっぱり体力的に厳しくて。バス旅の感想ね。なんて言ったらいいんだろうねえ。

太川:言えばいいでしょ。「ほっとしてます」って、正直に。後半は本当に歩くのがしんどそうだったから仕方ないよ。

蛭子:歩くのが無ければねえ。

――本当に残念です。これまで25回にわたる『バス旅』が放送されてきましたが、お二人にとって印象に残るマドンナはいましたか?

太川:マドンナはねえ、誰というより、とにかく蛭子さんに興味を持ってもらえたら、と思って旅をしていましたね。それが一番ありがたいので、マドンナたちにはまずそんなふうに伝えていました。ただ今思えば、それを蛭子さんにも伝えれば良かったな(笑)。「マドンナに興味を持ってね」って。蛭子さんはね、知らない人が相手だと本当にしゃべれないんですよ。

蛭子:違うの。俺はねえ、女性に話しかけることが結構苦手なんだよね。

太川:蛭子さんは気心を知れてる相手ならズケズケいけるんだけど、そうじゃないと全然話せないんだよね。

蛭子:加藤紀子ちゃんとは、結構話しましたよ。

――以前会見で野村真美さんとはご飯を分け合ったみたいな話もありましたね。

蛭子:そうだっけ?

太川:もう忘れちゃったの(笑)? あげたんだよね。蛭子さんの頼んだものをね。珍しいよね。

蛭子:うーん…忘れちゃったなあ。

太川:蛭子さん、基本は自分のものはあげないって主義だから。

蛭子:いや、俺ねえ、皿にきっちり乗ったものを自分で全部食べたいという気持ちがあるんですよ。人のものをもらうというのは苦手で。

――じゃあ、あげるのももらうのも両方苦手なんですね。

蛭子:そうそう。だからあの…。

太川:でもね‼「お肉食べる?」なんて蛭子さんに聞くと、「あ、そう?」なんて言ってもらってるからね! 言っとくけどね、僕が勧めたときは蛭子さん、毎回もらってるから!

蛭子:あのね、箸をつけてなければいいんですよ。誰かが箸をつけたものはね、食べにくいなって僕も思うの。ちょっと潔癖症なところがありまして…。

太川:もらう時はね。あげるのは潔癖とかじゃなくて、ただ単に“いやだ!”っていう意思表示だもんね。

――そんな食事シーンも『バス旅』ならではでした。他にも印象的な食事やお宿があれば教えてください。

太川:ある時、スタッフ含め全員で寝たんだよね。番組的には3部屋を一人ずつっていう風に見せてたけど、実際は15人くらいで泊まっててさ。普通の旅番組だと男女に分かれて一人ずつって見せておいて本当はそれぞれ個室なんてことはよくあるんだけど、『バス旅』の場合は真逆なの。それくらい、本当にその場で宿を探してるから、大変なんですよ。スタッフが10km先にやっと宿を見つけて、そこに泊まったりとかね。

――蛭子さんは旅の思い出、いかがですか?

蛭子:俺はねえ…えっとねえ…。

太川:蛭子さん、これといってないんでしょ(笑)! そういえば食事といえばある時さ、僕が旅番組だから地のものを食べようとするじゃない。でも蛭子さんは頑なにさ、とんかつ食べようとするでしょう。そのとんかつがすごくおいしそうな時があってさ。“僕だってとんかつ食べたいよ!”ってうらやましかった時もありましたねえ。

蛭子:太川さんはそうやってね、視聴者のことを考えるんだけど、俺は全然考えないからさ。自分が好きで、食べたいものを食べちゃうから。

そんな光景ももう見納めなんですね…。もし、そんなお二人が次の『バス旅』の後継者を選ぶなら、どんな人がいいでしょう?

太川:難しいなあ。そもそも我々だってこんな人気番組になって、注目を浴びるとは思っていなかったし…。

蛭子:でも、こないだテストで出ていた人、良かったと思うよ。羽田圭介さんとかすごくね、あの人はいいなって思いました。タレントにはない、自然な感じがね。そういう人が一人いるといいんじゃないかと思いますよ。

――いろんなタレントさんが立候補しているなんてうわさも聞きますよ。

蛭子:それなら、やりたい人がやるというのが一番いいんじゃないかと思いますよ。

太川:“どうぞどうぞ”って? どうせもう自分が関係ないからでしょ(笑)。

――では、これからは視聴者の一人として楽しまれるということで。

太川:そうだね、蛭子さんこないだのOAのコメント入れながら見ていて、「あ、僕たちでなくても面白いね」なんて感想を言ってたもんね。だからきっと次の人たちがやっても、きっと面白くなるんですよ。この企画自体が面白いから。

蛭子:うん。そうですね。

太川:本当、卒業することに何の執着もなさそうだね(笑)。