全1558人の選手が所属するJリーグ。果たして、最も多数のJリーガーを輩出している都道府県はどこか?

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 Jリーグは2月25日J1が、同26日にJ2が開幕。いよいよ2017年のシーズンが到来する。
 
 今オフはDAZN効果も影響し、国内移籍市場は各クラブ活発な動きを見せた。多くのビックネームの移籍が相次ぎ、海外からはセビージャの清武もC大阪に加入。多くの選手が移籍をした今季、新天地でどんな活躍を見せるのか楽しみだ。
 
 また、昨年11月にはJFLに所属していたアスルクラロ沼津のJ3入会が承認。2017年からは国内の38都道府県に拠点を置く全54クラブが、各ディビジョンでタイトルに向けて激しい争いを繰り広げる。
 
 クラブ数の増加に伴い選手数も増加し、その数は1558人に上る。本稿では、この1558人のJリーガーたちの出身都道府県を調査し、都道府県別の選手数をランキング化した。
※所属データは2月10日時点のもの
 
 果たして、最もJリーガーを多く輩出している都道府県はどこなのか。下位から順を追って見ていきたい。
(※なお、本稿は集計資料として2月8日発売の『サッカーダイジェスト2017 J1&J2&J3選手名鑑』を使用している)
 
 昨年、Jリーガー「0」が危ぶまれた福井県だったが、2016年シーズン開幕前に梅井大輝が福島に移籍。Jリーガー空白県を回避すると、今オフは岡山に高卒ルーキー下口稚葉(JFAアカデミー福島出身)が加入して2人となった。
 
 また、東北や四国などが下位に沈んでいる印象だが、今オフはルーキーが新たにJリーグ入り。高校選手権で目覚ましい活躍を見せた高橋壱晟、大学からは溝渕雄志がともに千葉に加入し、今後の活躍に期待がかかる。
 
47位:高知 1人
(J1:0人、J2:0人、J3:1人)
主な出身者:小松塁(北九州)
 
45位タイ:福井 2人
(J1:0人、J2:1人、J3:1人)
主な出身者:下口稚葉(岡山)
 
45位タイ:石川 2人
(J1:1人、J2:1人、J3:0人)
主な出身者:豊田陽平(鳥栖)
地元Jクラブ:ツエーゲン金沢(1人)
 
43位タイ:鳥取 3人
(J1:1人、J2:0人、J3:2人)
主な出身者:丸谷拓也(広島)
地元Jクラブ:ガイナーレ鳥取(1人)
 
43位タイ:福島 3人
(J1:1人、J2:0人、J3:2人)
主な出身者:高萩洋次郎(FC東京)
地元Jクラブ:福島ユナイテッド(2人)
 
41位タイ:秋田 4人
(J1:0人、J2:2人、J3:2人)
主な出身者:加賀健一(山形)
地元Jクラブ:ブラウブリッツ秋田(2人)
 
41位タイ:青森 4人
(J1:2人、J2:2人、J3:0人)
主な出身者:飯倉大樹(横浜)、高橋壱晟(千葉)
 
40位:島根 5人
(J1:3人、J2:2人、J3:0人)
主な出身者:大屋翼(大宮)、高橋壮也(広島)
 
38位タイ:佐賀 6人
(J1:2人、J2:2人、J3:2人)
主な出身者:小田逸稀(鹿島)、中島賢星(横浜)
地元Jクラブ:サガン鳥栖(0人)
 
38位タイ:香川 6人
(J1:0人、J2:4人、J3:2人)
主な出身者:溝渕雄志(千葉)、三原向平(愛媛)
地元Jクラブ:カマタマーレ讃岐(2人)
 
36位タイ:山形 7人
(J1:3人、J2:4人、J3:0人)
主な出身者:土居聖真(鹿島)、渡部博文(神戸)
地元Jクラブ:モンテディオ山形(1人)
 
36位タイ:岩手 7人
(J1:4人、J2:0人、J3:3人)
主な出身者:小笠原満男(鹿島)、藤村慶太(仙台)
地元Jクラブ:グルージャ盛岡(3人)
 
※クラブ名の右のカッコ内数字は、地元出身選手の数
 
 33位から23位には地域ごとにディビジョンにバラつきが見られる。和歌山、宮崎は地元にJクラブが存在しないが、そのなかでも宮崎はJ1に5人を輩出。興梠や伊野波といった代表経験者もいる。