12日、韓国・京郷新聞によると、韓国陸軍所属の特殊部隊・特殊戦司令部の要員2人を死に追いやった捕虜体験訓練が廃止されず、密かに続けられていることが分かった。資料写真。

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2017年2月12日、韓国・京郷新聞によると、韓国陸軍所属の特殊部隊・特殊戦司令部の要員2人を死に追いやった捕虜体験訓練が廃止されず、密かに続けられていることが分かった。

軍関係者によると、特殊戦司令部隷下第13空挺旅団で14年に発生した死亡事故の原因となった捕虜体験訓練は、名称が「捕虜克服訓練」と変わっただけで、今も引き続き実施されている。捕虜克服訓練の野戦教範は5段階で構成されており、基本的には敵に捕まった際に、精神的健康を維持しつつ秘密を口外せず、可能な限り生き残って脱出の機会を探る。しかしすべての試みが失敗に終わった場合、最後の手段として自決するのが5段階目となる。特殊戦司令部の関係者は、「舌をかんで死ぬのにも訓練が必要」とし、「自分で死のうと思っても、簡単に死ねるものではない」と訓練の意義を説明している。

米軍特殊部隊の場合、米中央情報局(CIA)と共に「抵抗訓練試験場」と呼ばれる捕虜体験場を複数の場所で運営しており、体験者を孤独にし、睡眠をとらせず、脅迫や食糧を与えないなどの訓練を実施している。

まだ続いていた捕虜体験訓練に、韓国のネットユーザーからは「危険な訓練はしっかりとした管理の下に行う必要があるが、危険だからといってあれもこれも全て訓練から省いてしまったら、軍隊ではやることがなくなってしまう」「そもそも軍人は有事の際に自分の命を懸けねばならない者たちだ。その中でも特殊戦司令部のように、志願して敵陣の奥深く潜入する任務を担う兵士は捕虜になる危険性が高い。そんな時にでも機密漏れを避けるための対策として訓練は必要」など、訓練に肯定的な意見が寄せられた。

その一方で、「安全装置のない訓練が訓練なのか。単なる殺人だ」「すぐに訓練を廃止して、特殊線司令部も廃止しろ。無責任の極致」など、否定的な意見もあった。(翻訳・編集/三田)