Appleが、ワイヤレス充電方式「Qi(チー)」を推進する業界団体、Wireless Power Consortium(WPC)に加盟したことが判明しました。「iPhone8」に採用される可能性もあります。

幾つかの方式が噂されてきた「iPhone8」のワイヤレス充電

「iPhone8」でのワイヤレス充電対応については、「Qi」を含め、充電用機器から数メートル離れていても充電可能となるWattUpのほか、Apple独自開発の充電技術の採用などが噂されてきました。
 
AppleのWPC加盟によって、「iPhone8」で採用されるワイヤレス充電方式としてQiが有力候補となった、と言えるでしょう。
 
Wireless Power Consortium
 
最近、今秋発売される3モデルのiPhoneのうち1つだけがQi規格のワイヤレス充電に対応する、とMacお宝鑑定団が報じています。

「Appleには、最新規格の成熟を待つ余裕はない」

充電用パッド不要の最新規格であるWattUpのほうが、Qiよりも便利そうに思えますが、調査会社IHS Technologyのアナリスト、ビッキー・ユスフ氏は、Appleには最新技術の成熟を待つ余裕がない、と以下のように指摘しています。
 

ライバル企業がワイヤレス充電をうまく採用している動向は、Appleにとって無視できないものになっています。当社の調査で、90%の消費者が次のデバイスにはワイヤレス充電が欲しいと答えています。

 
新興メーカーが世界的にシェアを伸ばす中、巨人Appleも市場の動向に対応する必要に迫られているのかもしれません。

世界80以上のモデルが採用するQi規格

ワイヤレス充電の「Qi」規格は、スマートフォンなど多くの機器で活用が進んでおり、WPCは公式サイトで世界で80モデル以上のスマートフォンが「Qi」に対応している、と案内しています。
 
Qi 採用スマホ1
Qi 採用スマホ2
 
ただし、AppleはWPCに加盟してもQi規格を遵守するとは限らない、と米メディア9to5Macは指摘しています。事実、Apple WatchにはQiに準拠したワイヤレス充電方式が採用されていますが、独自の変更が加えられているため、Apple WatchをQi規格の機器で充電することはできません。
 
 
Source:9to5Mac
Photo:Wireless Power Consortium
(hato)