年齢を重ねても仲の良い夫婦でいるために「Date Night」という習慣

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アメリカ生活において、街を散歩していると、仲睦まじく歩くお年寄り夫婦をよく見かけます。手をつないで並んでいたり、旦那さんが奥さんの肩に手をかけていたり。なんとも微笑ましく感じる姿です。
生涯、恋人の雰囲気をまとうふたり。わたしにとっても目指していきたい理想の夫婦像なのですが、その背後には「Date Night(デートナイト)」というアメリカならではの習慣がありました。
デートナイトは恋人時代に戻る時間
デートナイトとは文字通り、夫婦ふたりでデートする夜のこと。アメリカでは、子どもを授かった後でも定期的に「夫婦の時間」をとることが一般的です。家族や知人、友人、ベビーシッターに子どもを預け、週に1回もしくは月に1回など、それぞれの夫婦間でルールを決めて夜のデートを楽しみます。
普段は家事や育児、仕事に忙しく、身だしなみに気をつかったり、ゆっくり会話をする余裕がなかったりする夫婦も、デートナイトだけはおしゃれをして、恋人時代に戻ったような夜を過ごします。少しの間「父」「母」という役割から解放されることでリフレッシュできると同時に、夫婦間のコミュニケーションが良好になり、結果的に育児にも良い影響があると考えられています。
子どもの人生、自分の人生どちらも大切に
渡米当初、上記のような文化になじみがなかったわたしは、子どもがいる友達に対しては、意識的にランチタイムにお誘いするようにしていました。でもしばしば逆に相手から「飲みに行こう」という提案をされたものです。聞けば、約束の日は子どもの面倒を見てくれる家族を呼び寄せたり、ベビーシッターを手配したりするのだそう。こういった友達は、決して珍しくはありません。
また、生後まもなくから子どもを預けることができるデイケア(日本でいうところの保育園や保育所)でも、月に一度「Date Night」と称して延長保育日を設けているところがあります。その日は事前に夕食を準備しておいて持参(準備してくれる施設もあり)。夫婦でデートを楽しんだ後、子どもが寝る時間の前にはお迎えに行きます。
ほんのわずかでも、夫婦二人きりの時間は「あのレストランに行きたい」「この映画を観たい」といった好奇心を芽生えさせるので、人生にハリが出てきます。「夜に子どもを預けて外出する」ことに対しては賛否両論ですが、わたしが見た限りではデートナイトを積極的に取り入れている家庭は、仲良し夫婦、仲良し親子が多い印象です。家族や夫婦の形はそれぞれ。パートナーと話し合ってみて同じ考えならば、取り入れてみるのもありかもしれません。
image via Shutterstock
(亀田みか)