「食べられる男」ポスター All Rights Reserved.(C)2016 taberareruotoko

写真拡大

 人気劇団「ヨーロッパ企画」所属の本多力が主演する映画「食べられる男」が、4月29日から1週間限定で劇場公開されることがわかった。本作は、2016年6月のドイツ・ニッポンコネクションで審査員特別賞を獲得。宇宙人に捕食される運命を背負った男の悲喜劇という風変わりな1作だ。

 舞台は、地球平和のための条約“地球人被食制度”が制定された地球。1週間後に宇宙人に食べられることになった工場員・村田よしお(本多)は「僕なんて、美味しいのかな?」という疑問を抱きつつ、美味しく食べられるための準備を始めた。友達、両親、家族のいない孤独な日々を過ごしていた村田は、様々な出会いを経て、宇宙人に食べられるまでの悲しい1週間を過ごしていく。

 メガホンをとったのは、大阪芸術大学芸術学部映像学科出身の近藤啓介監督。「小村は何故、真顔で涙を流したのか?」で第17回京都国際学生映画祭長編グランプリを獲得した近藤監督が、第12回シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)に企画を応募し、助成企画として完成させた。

 舞台のみならず、「バクマン。」やNHK大河ドラマ「真田丸」など、映像作品でも強烈な個性を発揮する本多。約1年前、1カ月間に渡って行われた撮影については「合宿みたいにどろどろになりながら撮影しました。遅れてきた青春を過ごしているような日々でした」と述懐。村田という人物を演じるにあたり「その哀しみと向き合うのはしんどい時間でしたが、自分には必要で有難い時間だったと思っています」として、本作を「必死で誰かと何かと向き合って生きていくしかないんだということを強烈に思わせてくれた映画」と解説している。

 「食べられる男」は、4月29日から東京・新宿K’tsシネマで1週間限定レイトショー公開。