鹿島アントラーズFW鈴木優磨(左)と握手をかわすFC東京FW大久保嘉人

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 開幕戦の相手は前年度J1王者・鹿島。今季、川崎FからFC東京に移籍加入したFW大久保嘉人は「難しい試合になると思う」とディフェンディングチャンピオンに警戒を示しつつも、「良い準備をしてぶつかっていきたい」と力強く語った。

 4年間在籍した川崎Fでは、初年度から3年連続得点王に輝くなど結果を残してきた。しかし、「2度目のオファーで熱意を感じたし、俺自身ももう一度チャレンジしたい気持ちが湧いてきた。違うチームで今までとは違う刺激をもらい、またゼロから頑張ろうと思った」とFC東京への移籍を決断。キャンプをこなす中、練習試合では大久保自身も4戦連発を記録するなど、「体はしっかりでき上がってきている」と手応えを感じており、充実した表情を浮かべた。

 だが、試合をこなすことで課題も感じているようで、「守りはできている」と前置きしつつ、攻撃面でさらなる向上を図りたいと話した。「あとは戦術面でどういう攻め方をするか。アイディアが足りていないと感じているので、これから最後のところを詰めていきたいと思う」。

 自身は昨季までにJ1最多となる通算171得点を記録しているが、シーズン初得点を奪うまでは「やっぱり不安はある」と語る。

「早く決められれば勢いに乗れるけど、決められなくてズルズルいくと、悩んでなかなか入らなくなる。どんなに格好悪いゴールでもいいので、早めに点を取りたい。開幕戦から行きたいですよ」

 そして、開幕戦の相手はJ1王者・鹿島だ。「鹿島は非常に安定して手堅いチームだけど、FC東京も新しいチームになった。この1試合でスタートダッシュを切れるか切れないか大きく違うのでチャレンジしていきたい」。新天地で迎える新たなシーズン。開幕戦ゴールを狙うJ最強の点取り屋は、その時を迎えるまで牙を研ぎ続ける。

(取材・文 折戸岳彦)