12日、韓国メディアによると、韓国・仁川のある警察署が、テロ防止ポスターに伊藤博文を暗殺したことで知られる安重根の手形を使用したことが物議を醸している。写真はソウルの安重根記念館。

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2017年2月12日、韓国・聯合ニュースによると、韓国・仁川のある警察署が、テロ防止ポスターに伊藤博文を暗殺したことで知られる安重根(アン・ジュングン)の手形を使用したことが物議を醸している。

仁川富平警察署によると、テロ対策担当の職員は昨年10月ごろ、テロ防止啓発ポスターを作成し、富平駅地下街の掲示板に張り出した。ポスターには「ストップ!テロ」「テロ〜!!みなさんの関心で防止できます」「安全な富平、テロを防止するための関心が第1歩です」などの文言と共に、赤い手形のイラストが掲載された。しかし、その手形のイラストが、薬指が短いとの特徴を持つ安重根の手形と同じ形であることが分かり、ネット上で「安重根義士がテロリストということか?」「偉大な安重根義士に恥をかかせるなんて…」「なぜよりによって安重根義士の手を使用した?」などと批判の声が相次いだ。

これを受け、仁川富平警察署はポスターを全て回収し、「担当職員が『止まれ』を意味する手のひらのイラストをネット上で探し、うっかり安重根義士の手形を使用してしまったようだ。安重根義士をおとしめる意図はなかった」と釈明した。

この記事には韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられ、「国が完全に狂ってしまった」「最低限の常識はわきまえてほしい」「意図的に使ったのでは?ネットの検索記録を公開するべき」「安重根義士の手の特徴を知らない人が韓国の公務員?信じられない」「本当に腹立たしい。私たちがこうして暮らせているのは誰のおかげだと思っているの?」などの意見が多くの共感を得た。その他、「厳密に中立的な立場で考えると、安重根はテロ犯」「国際的に見たらテロリストだけど、韓国人はそう考えてはいけない」「どんな状況でも殺人は許されない。安重根が暗殺ではなく、他の方法を取っていたらもっと尊敬されただろうに」などの意見もあった。(翻訳・編集/堂本)