ブラックマジックデザイン株式会社は、2017年2月10日に新宿にある同社ショールームにて新製品発表会を開催した。同発表会では先日発表となった新製品の紹介と実機展示が行われた。

■Blackmagic Web Presenter

Blackmagic Web Presenterは、YouTube LiveやFacebook Liveなどのストリーミング用のソフトウェアやサービスでSDIおよびHDMIビデオソースを使用した配信が行える。SD/HD/Ultra HDソースは自動的に720pに変換され、出力はインターネットでストリーミングするため、USB経由でコンピューターに送信される。UVCおよびUAC対応のUSBビデオデバイスのため、追加のドライバーは不要。Mac、Windows、Linux、Chromebookも自動的にBlackmagic Web Presenterをウェブカメラだと認識し、Open BroadcasterやXSplit Broadcasterなどのソフトウェアや、YouTube Live、Facebook Live、Skype、Twitch.TV、Periscopeなどのウェブサイトでも使用可能。ライブ中継や会議のストリーミング、Webinar、プレゼンテーションなどでの使用を想定している。

■Hyper Deck Studio mini

HyperDeck Studio Miniは、マルチカム撮影でのISO収録に使用できるだけでなく、巨大なマルチスクリーンのデジタル広告の再生デッキとして、クライアントのオフィスや劇場での確認や承認用、ポストプロダクションで編集システムとの併用も可能。6G-SDIを搭載し、2160p30までのあらゆるSD/HD/Ultra HD機器やフォーマットと互換性をもつ。同社製品で初めてフィル&キーに対応。フィル&キー出力は、アルファチャンネルを含むグラフィックをスイッチャーに送信し、ライブビデオのダウンストリームキーイングを実行可能。

UHS II SDカードに対応(プレゼン資料より引用)UHS I SDカードにも対応(プレゼン資料より引用)

デュアルSDカードレコーダーを搭載しており、SDカードとUHS-IIカードに収録可能。SDカードはSDまたはHDビデオ、UHS-IIカードはUltra HDに使用できる。デュアルレコーダーによりノンストップ収録が可能。1枚目のカードがフルになると、自動的に2枚目のカードに切り替えて収録が継続される。カードはホットスワップが可能なため、フルになったカードを空きカードに交換する間も別スロットで収録が継続される。ライブイベントのバックアップ収録や、フィルキーの出力装置、デジタルサイネージなどでの使用を想定している。

■ATEM Television Studio HD

ATEM Television Studio HDは、スイッチャーとパネルが一体化。1080p60までのSDおよびHDと互換性があり、2チャンネルのアナログオーディオ入力、RS-422、イーサネット、内蔵IEC電源、SDIおよびHDMIマルチビュー出力に対応しているため、ソース、プレビューおよびプログラム出力、ラベル、オーディオメーターなどを1台の大画面テレビや放送用モニターでモニタリングが行える。

デジタルビデオエフェクト(DVE)プロセッサーを搭載し、カスタマイズ可能な3Dボーダーおよび、ライティングを使ったドロップシャドウを使用して、ピクチャー・イン・ピクチャーエフェクトを作成可能。17種類のDVEトランジションで、ソースをスクイーズ、スウッシュしたり、グラフィックを使ってグラフィックワイプ・トランジションを作成できる。

フロントパネルコントロールには、スイッチング用の8個のボタン、オーディオコントロールボタン、ダウンストリームキーヤー、フェード・トゥ・ブラック、メディアプレーヤー、カットボタンを搭載。また、内蔵LCDスクリーン、スピンノブ、トランジションやエフェクトパラメーターの設定調整およびメニュー用の追加ボタンが付属されている。プログラムで使用したいソースのボタンを選択し「CUT」あるいは「AUTO」ボタンを押してソースの切り替えが行え、エフェクトやグラフィックキーの使用も可能。放送局やライブイベント、ウェでイングなどでの使用を想定している。