隣国どうしである中国と日本の間には、歴史的にさまざまな交流や対立が繰り広げられてきた。それゆえ、両国の市民の多くはそれぞれ相手に対して、一言では到底語れない複雑な感情を抱いている。日本に恨めしい感情を抱く中国人が、ある面においては日本に対してポジティブな印象を抱いていたとしても、決しておかしくはないのだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 隣国どうしである中国と日本の間には、歴史的にさまざまな交流や対立が繰り広げられてきた。それゆえ、両国の市民の多くはそれぞれ相手に対して、一言では到底語れない複雑な感情を抱いている。日本に恨めしい感情を抱く中国人が、ある面においては日本に対してポジティブな印象を抱いていたとしても、決しておかしくはないのだ。

 中国メディア・今日頭条は10日、日本に対してまさに「愛憎」入り混じる感情を抱く中国人が、日本での旅行でより「複雑な気持ちになった」とする記事を掲載した。記事の作者はまず、歴史認識に対する姿勢から日本が恨めしいとする一方で、「日本を愛しているか、と言われれば、愛していると答える。日本のアニメも、グルメも、映画も愛している」との自らの気持ちを吐露。これまでに4度日本を訪れているが、実際の日本を見ることによって「彼らに対する感情は、より複雑なものになった」としている。

 そのうえで、旅行で京都を訪れた時のエピソードを紹介した。伝統的な和風旅館に宿泊した際、フロントにいた男性スタッフの表情に冷たい第一印象を覚えたが、記帳をする間にトランクを拭いてきれいにしてくれたこと、チェックインの時間まで預けた荷物を部屋に運んでおいてくれたこと、宿泊する部屋の説明をくまなくしてくれたうえ、あらかじめ電気ポットのスイッチを入れてお湯を沸かしておいてくれたとし、「このような待遇に対して、われわれはとても驚いた」と伝えた。

 記事は「小さい頃、日本に対する恨みは骨の髄までしみ込んでいた。しかし大きくなって、弁証すること、いかにして世の中を中立的に見るかを学んだ」とするとともに、「日本に行ったことのない人は、実際に1度行ってみて、真剣に感じ取って来るといい。そして、引き続き日本を罵り続けるか、それとも謙虚になって学び、いつか追い越そうと努力するかを考えるといい」と訴えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)