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STマイクロエレクトロニクスは13日、温度安定性に優れた低入力オフセット電圧を特徴とする高精度デュアル・オペアンプ「TSZ182」を発表した。

同製品は、3MHzの利得帯域幅積とレール・ツー・レールの入出力を持ち、超小型のDFN8(2x2mm)パッケージまたはMini-SO8パッケージで提供される。

チョッパー型オペアンプである「TSZ182」を用いることで、すでに用いられているSTのオペアンプ製品群を拡充し、生体信号モニタ、血糖値計、産業用センサ、工場自動化、ローサイド電流検出など、さまざまな装置の高精度化を実現するという。また、2.2〜5.5Vの電源電圧範囲とレール・ツー・レールの入出力に優位性があり、そのダイナミックレンジを最大限に活用しているとのこと。3MHzの利得帯域幅積により、広い帯域で安定した周波数応答が得られるほか、最大動作電流が1mA(5V駆動時)であることから、バッテリの長寿命化に貢献するという。

低いオフセット電圧(25℃時:25μV)によって、トリミング用の外付け部品を使わずに高分解能かつ高精度の測定を可能にするため、ボード面積の小型化と共に、生産工程での調整作業を削減することが可能。加えて、オフセットの温度ドリフトが100nV/℃未満であるため、広い温度範囲で精度が維持され、定期的な自動較正が不要となることによって設計が簡略化され、ユーザの利便性も向上するとしている。

TSZ182の動作温度範囲は-40℃〜125℃で、屋外や産業用途などの過酷な環境下でも使用できるほか、来月には車載用の認定を取得した製品(TSZ1821IYST)も入手可能になる予定だという。同品種は、単純なワイパー・モジュールから自動運転システムまで、さまざまなシステムで高精度なセンサ信号コンディショナとして使用できるとのこと。

なお、TSZ182は現在量産中で、Mini-SO8パッケージまたはDFN8(2x2mm)パッケージで提供される。単価は、1000個購入時に約0.97ドル。

(杉浦志保)