11日、星島日報は記事「『一つの中国原則』承認を強要されたトランプ大統領、さもなくば習近平主席との電話会談は実現せず」を掲載した。写真は中国共産党および中国政府の中枢がある中南海。

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2017年2月11日、星島日報は記事「『一つの中国原則』承認を強要されたトランプ大統領、さもなくば習近平主席との電話会談は実現せず」を掲載した。

トランプ新大統領の誕生以来緊張が高まっていた米中関係だが、ついにその危機は乗り越えられた。トランプ大統領による旧正月を祝う書簡に続き、10日は米中首脳による電話会談が実現。密接に連携を取り、協力関係を深化させることで合意した。なにより重要なのはトランプ大統領が「一つの中国原則」を堅持すると言明したことだろう。

昨年、トランプ大統領が台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と電話会談を行い、一つの中国原則を放棄する可能性があると示唆したことは大きな波紋を呼んだ。大統領就任前の発言とはいえ、米中関係を揺るがしかねないとして、中国側は危機感を強めていたが、今回の電話会談で対立はひとまず収まったと言えそうだ。

注目すべきは米中双方の発表に微妙な違いがある点だ。新華社は「米国は一つの中国原則を堅持」とだけ伝えたが、米政府関係者のコメントを掲載した米紙ニューヨーク・タイムズによると、米国側が電話会談を呼び掛けたところ、中国側は一つの中国原則の堅持を会談に応じる要件にしたという。(翻訳・編集/増田聡太郎)