清水富美加

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 人気若手女優の突然の引退に芸能界が揺れる中、幸福の科学は絶好の広告塔を手に入れた。

 清水の今後について、教団は「千眼美子(せんげんよしこ)」という法名で、宗教家として活動すると説明した。

 全国区の知名度になった清水が精神的な悩みを抱える中、教団は「出家」への覚悟を迫った。今月3日に発売された大川隆法総裁の著書「女優清水富美加の可能性 守護霊インタビュー」には、「女優・清水富美加の“運命の輪”を回し、彼女に“覚悟を決めよ。”と迫る一冊の書となることだろう」とメッセージ性の強い文章がつづられている。教団によると、このインタビューが行われた1月17日以降に、大川氏と清水本人が直接会っているという。

 幸福の科学における「出家」は希望すればできるというものではなく、大川氏に選ばれた信者だけが行える特別なもの。教団は「全世界の信者1200万人のうち、出家しているのは約2000人だけなのです」と説明。清水には信者の6000人に1人という特別な立場が用意されたことになる。

 「千眼美子」という法名の由来になった千手観音は「千の手で一人でも多くの人を救う」という救済の象徴ともいえる存在。大川氏からここまでの厚遇を提示された清水に、断るという選択肢はなかったとみられる。

 同教団における「出家」とは、人に教えを説いたり、瞑想(めいそう)や祈願を指導する立場になることだという。住み込みでの修行という意味ではない。清水は教団の施設で研修「出家修行」に臨んだ後、宗教家としての仕事を始める。

 教団内には、広報の役割を担う芸能事務所「ニュースター・プロダクション」がある。大川氏の長男宏洋氏が代表を務めていて、これまでに映画10作を公開、15年からは毎年1作を発表。今年5月には、大川氏製作、総合プロデューサー宏洋氏で、宏洋氏の俳優デビュー作が公開される。今後、こうした教団のプロダクション製作の作品への清水の参加について広報担当者は「可能性はあり得る」と話した。

 また、大川氏の悲願である政界進出においても、広告塔として活動する可能性も。幸福実現党から出馬するかについては教団が会見で「ありません」と否定。だが、候補者の応援などで姿を見せることはありそうだ。昨年の都知事選では、同党から出馬して落選した七海ひろこ氏が、有権者にハグをしてアピールし、2万8809票を獲得した。清水による“ハグ応援”も行われるかもしれない。