心理カウンセラーが解説!うつになりやすい人の性格的特徴

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うつは季節性のものや、女性ではPMSのひとつの症状として一時的に症状が出る人がいるほど身近な存在です。身近にうつの人がいるという人もいるのではないでしょうか? そして「まさかあの人が!?」というケースも少なくありません。

そこで今回は、心理カウンセラーでもある筆者が、うつになりやすい人の性格的特徴と日頃から心がけたい対策をご紹介します。

自分に厳しい

周囲から見れば「それだけできれば十分でしょ」と思うことでも、「まだできたことがあったのに、私はしなかった」などと自分に厳しい評価をする人。一見、かっこよく見えるかもしれませんが、自分を追い込んでしまうことが多いため、過剰なストレスを抱え込んでしまいがちです。

自分に厳しいことは絶対によくないとまでは言いませんが、他人が認めてくれたことについては素直に受け入れてみるよう心がけるといいでしょう。

マイルールが多い

過去の経験から上手くいった方法を“これをする時はこうでなければならない”などのマイルールにして、その通りにやらないと気が済まないタイプの人。このタイプはルールを作ることで安心するものの、実はマイルールに自分ががんじがらめになってしまったり、マイルールに反した他人に対して大きなストレスを感じやすくなってしまいます。

マイルールが多い人は失敗を強く恐れているようですが、失敗だと思わず“この方法では上手くいかないことを学んだ”とひとつの経験値として捉えるようにしてみましょう。自分に対しても他人に対してもルールを反した場合にイライラが少なくなって気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。

常に人と自分を比べてしまう

メイクや服装、持ち物などをいつも人はどうしているのか?と気になって仕方ない。そして自分と比べては自分にダメ出しをしてしまうタイプの人は、どんどん自己肯定感が低くなって「もっと頑張らなければいけない!」と感じ、自分を追い込んでしまいます。

このタイプの人は、比べる対象を他人から過去の自分に変えてみるという方法があります。3年前の自分よりメイクは上手くなっていませんか? 5年前は買えなかった素敵なバッグを持ってはいませんか? 過去の自分との比較は自身の成長の確認もできて自己肯定感を高めることができるでしょう。

何に対してもまじめで神経質

仕事でもプライベートでも、決まった時間に必ず決まったこときちんとをする。職場では信頼できる存在にはなりますが、本人が気づかないうちに精神的負担が大きくなってしまう場合があります。また清潔好きも過度になるとストレスになってしまうことも。

「何に対してもまじめで、細かなことまできちんとしないと自分なんて認めてもらえない」心のどこかで、そう思ってはいませんか? もし大切な友人が同じ悩みを相談してきたら、どんなアドバイスをしてあげるか考えてみましょう。きっと「もうちょっと肩の力を抜いた方が楽だよ。完璧な人なんていないんだから大丈夫。」そんな言葉が浮かんでくるはず。その言葉を自分にかけてあげましょう。

あまり色んなことに興味を示さない

みんなが盛り上がっている時にでも、一人冷静に眺めていたり特別夢中になる趣味がなくても気にならないタイプの人。このタイプの人は実は自分のネガティブな部分や弱みを人に知られたくない、自分でも認めたくないという深層心理から無意識のうちにクールな人を装っているケースがあります。また意外かもしれませんが、常にポジティブな人も実は同様の理由で「本当は私も弱いのに、絶対にそれは悟られたくない!」とポジティブに装っているケースもあり、うつになりやすいともいわれています。

第一子として育った人に多いのがこのタイプのようですが、「お姉ちゃんなんだから」「お兄ちゃんなんだから」と言われ我慢を強いられ育ったことで、自分の感情を表面に出すことが苦手になってしまっているのではないでしょうか。

まずはそこに気づいて下さい。子どもの頃は興味を持っても我慢しなければならないことがあったかもしれませんが、今は自分の判断で楽しんでいいのです。少し時間を作って毎日少しずつ自分とのコミュニケーションをとるよう心がけてみてはいかがでしょうか。

性格的特徴とは得てして自分の思い込みによるものだったりもするものです。本当は自分はどんな気持ちなのか?など自分に問いかけてみるのもいいでしょう。

【参考】

※ 稲富正治(2005)『面白いほどよくわかる臨床心理学-ストレス社会が引き起こす心の病をケアする手がかり(学校では教えない教科書)』(日本文芸社)

※ A・アドラー(2016)『生きるために大切なこと』(方丈社)

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※ Aleshyn_Andrei / shutterstock

【筆者略歴】

SAYURI

長年の医療業界での経験や40垳採未梁慮海鮴犬し、延べ3万人を超える人の心と体の健康に携わる。総合栄養学・身体機能等を学べる「予防医療指導士」のテキスト監修者でもある。著書は「本当は怖いデスクワーク」