ペットフードに鎮静剤が混入で犬が死亡(出典:http://abcnews.go.com)

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米ペットフードメーカーが昨年6月に製造した缶入りペットフードに、危険な薬物が混入していることが発覚した。犬が死亡した、体調を崩したといった報告に米食品医薬品局(FDA)も動いており、あってはならぬ事態に愛犬家の間に大きな衝撃が走っている。

『ABC News』などが報じているところによれば、問題の商品はペットフードメーカー「Evanger's Dog & Cat Food Company, Inc.(本社:イリノイ州ウィーリング)」が製造した12オンス缶入りドッグフード『Evanger's / Hunk of Beef』。使用された原材料の牛肉そのものに鎮静剤ペントバルビタールが混入していたことが原因で、FDAは「1816E06HB13」とロット番号があるドッグフードを食べた5匹の犬が体調不良を起こし、うち1匹が死亡したことを公表した。

創業82年の歴史を誇る同社は、公式ウェブサイトなどを通じて「この商品は極めて特殊な牛肉を必要としており、その仕入れ先とは契約を解除しました。『Hunk of Beef』に今後同じ牛肉が使用されることはありません」と説明。小売店の在庫および家庭の保管分についてすべてリコールの対象となることを発表し、商品の代金と送料を全額返金することを約束した。

問題の商品が製造されたのは昨年6月6日〜同13日で有効期限はいずれも2020年6月。商品ラベルの内側にあるバーコードの後半は「20109」で、ロット番号は1816E03HB、1816E04HB、1816E06HB、1816E07HB、1816E07HB、1816E13HB。オンライン販売によりイリノイはもとよりワシントン、カリフォルニア、ミネソタ、インディアナ、ミシガン、ウィスコンシン、オハイオ、ペンシルベニア、ニューヨーク、マサチューセッツ、メリーランド、サウスカロライナ、ジョージア、フロリダ各州に配送となった記録があるという。

またFDAは牛肉に混入されていたペントバルビタールについて、「動物が摂取すると眠気、めまい、興奮、ふらつき、吐き気を引き起こし、極端なケースでは死亡する」と説明している。

薬物や毒物に関する事件・事故には、配慮の欠如が招いた不幸や時には陰湿な恨みが背景にあることも。中国では強力なネズミ駆除剤入りのキャンディを拾ってなめた6歳児が悶絶死したほか、米ノースカロライナ州では男子高校生が女性教師の飲み物に性的興奮剤を混入して警察に通報されていた。

出典:http://abcnews.go.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)