湘南から浦和レッズに加入したMF菊池大介

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[2.11 プレシーズンマッチ 浦和1-1FCソウル 駒場]

 アピールしなければ試合には出られない。常にその気持ちを持っているからこそ、今季、湘南から浦和レッズに加入したMF菊池大介は、プレシーズンマッチのFCソウル戦でも自身の持ち味を見せ付けようと奮闘した。

 3-4-2-1の左アウトサイドに入った菊池は、ボールを受ければ果敢に突破を試みて縦への推進力を生み出すだけでなく、周囲との連係でゴールに迫ろうとした。キャンプ直後の試合ではあったが、体にはキレがあり、鋭いプレーには時おりスタンドから歓声も上がるほどだった。そして前半37分には好機を創出する。

 左サイドでボールを受けると、中央へとラストパス。FW李忠成のスルーからFW武藤雄樹が放ったシュートは惜しくも枠を外れたが、前半唯一となったシュート場面を演出した。

 自身がシュートを打つ体勢に持っていけた可能性もあるかもしれない。しかし、この場面を「シュートより可能性が高いプレーを(ペトロヴィッチ)監督から求められている。シュートだけでなく、もう一つの判断もあると教えてもらっているので、そこはしっかり判断してやっていきたい」と振り返ったように、指揮官の教えを徐々に吸収しており手応えも感じているようだ。

 前後半で選手全員が入れ替わったため、前半45分と限られた時間の中ではあったが、新戦力として十分な存在感を示した。しかし、本人は「もっと周りとの関わりや、自分の前への推進力を出していかないといけない」と納得することなどない。「強いチームに来た」という自覚があるからこそ、「本当に一日一日が大事だし、一日一日がアピールの機会だと思っている」と出場機会をつかむため、開幕までアピールを続ける。

(取材・文 折戸岳彦)


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