中国では何かを購入する際、その製品を作る企業の「国籍」が問題になるケースがある。特に日本企業の製品の場合は「歴史問題」や「愛国心」が複雑に絡み合い、中国人が日本製品を購入するだけで批判の対象となることもあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では何かを購入する際、その製品を作る企業の「国籍」が問題になるケースがある。特に日本企業の製品の場合は「歴史問題」や「愛国心」が複雑に絡み合い、中国人が日本製品を購入するだけで批判の対象となることもあるようだ。

 中国メディアの今日頭条は11日、中国ではいつからか「消費に愛国心が関わるようになってしまった」と伝え、こうした現象は理性的な消費者にとっては理解できないことであると伝える一方、中国の愛国者たちは「もっともらしい理由をつけて、中国の未成熟な消費市場に大きな影響を与えている」と論じている。

 記事はまず、「消費と愛国心は本来、何の関係もないもののはず」だと指摘する一方で、日本の自動車や電化製品を購入することは中国でしばしば批判の対象となると指摘。だが、中国では1970年代から80年代にかけて、日本の自動車や電化製品が人気だった時期があると指摘し、「当時は日本製品の不買は当然存在せず、中国人の日本人に対する印象も良好だった」と論じた。

 だが、現代の中国において日本製品の排斥を呼びかける声が存在するのは、主に日中関係の悪化とメディアの喧伝によるものとの見方を示し、「消費と愛国心は本来、何の関係もないもの」である以上、中国の消費者は製品の価値を理解し、自分に適した製品を選べば良いだけのはずだと主張した。

 また、製品の国籍によって排斥するという行為は消費市場を歪ませるだけであり、愛国心を理由に中国製品を購入することは盲目的な愛に過ぎず、それは中国製品の競争力向上にとって有害であると指摘。中国の消費者が成熟し、市場全体が適切に成熟すれば中国製品は真の競争力を得ることにつながっていくはずだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)