こちらは台湾・台北駅の構内ですが、混雑時は床に座る人が多いのだとか。

チェスの盤のような市松模様のタイルになっていますが、なぜか人々が黒タイルにだけ座る現象が起こるそうです。

 

Nobody is sitting on the white tiles


おお、確かにみんな黒いタイルの上に座ってます。

人間の心理が影響しているのか、台湾人の風習なのか、それとも他の理由なのか……。

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ちなみにWikipediaに掲載されている台北駅の写真がこちら。

混雑しているときにも、やはり黒タイルにしか座っていませんね。

この風景に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。

●きっと白いところは溶岩なんだ。
(参照:「子供がよくやる溶岩ゲームという遊び」)

↑それどころじゃない、きっと白く熱い溶岩なんだ。そして黒いタイルは乾燥した火山岩なんだ。

台湾人だけど、これは台北駅だよ。誰かを待つときは、いつも黒いタイルの上に座っている。理由はみんながそうするから。もう暗黙のルールみたいになっている。
いちおうメリットがあって、白いタイルが空いてると誰かを蹴らずに通れる。

↑白タイルは床から浮いて見えるけど、黒タイルには床に沈み込む視覚的効果があって、おそらく心理学的に心地よいのだと思う。
さらにみんなが黒いタイルに座ることで距離が保たれる。

↑今日、人間はみんな猫なのだと知った。

↑白いほうは汚れが目立っているので、座っているところがきれいだと思い込めるからだと思う。

↑自分もそう思った、きっとそうに違いない。

↑全ての答えと、それに明るさの効果。自分は光を吸収してくれる黒を好む。

●妻が数年ほど台湾に住んだが、彼女によると白は不運だと言っていた。特に死を示唆し、思いもかけない早死にを招くなど不吉の色とされている。

台湾人だけど、それは分析が過ぎるというもの。

●ところでなぜベンチをなくしてしまったんだい?

↑人の流れをブロックするからね。この駅では超高速の電車に通常の電車、地下鉄、そしてもうすぐ空港からの電車も入る。ベンチがあると避けて歩かないといけないし、座っている人が助けになるわけでもない。

↑上手にベンチを配置すれば、人の流れのパターンを作り出せる。

↑床に散らばって座っている人が解決できる問題とは思えない。

●じゃあ全部の黒タイルが埋まったら? 誰かがいる黒いところに座っても許されるの?

●なんで普通の駅のように真ん中にイスの列を作らないのだろう。

↑みんな床に座るのが幸せなんだ。

●待って、そもそもなんでみんな床に座っているの? これはアジアの文化では一般的?

●中国に住んでいるんだが、ここではみんないつでもどこでも座るんだ。もしベンチがあったら誰かがそこで寝ている。床は座るためのもの、ベンチは寝るためのものだ。中国人にとってはね。

●天井からの敵に備える保護色のためさ。もし誰か白髪の人がいたらきっと白いタイルに座る。

●みんなA型なんだよ。

●1人は白に座ってるよ。

↑ウォーリーを探せをしなくちゃいけない。


全部の床を埋めてしまうと通れなくなるので、黒タイルだけに座るのが暗黙のルールになっているとのことです。

ちょっと面白い光景ではありますね。

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