今求められるのは「ガチな癒し系女子」!恋のきっかけにもなるオプションとは?

写真拡大

「こんな女はモテる」的なランキングに必ず入っているのが“癒し系女子”。同性には嫉妬の目から敬遠されることもありますが、仲良くなると「本当にいい子!モテるのわかるわー」というパターンも多いものです。

さてこの癒し系女子、日々ストレスにさらされ続けている男性のニーズは相変わらず非常に高いようですが、近年その傾向が変わりつつあるみたいですよ。

■“癒し系女子”の基本をおさらい


癒し系女子の条件を並べてみると、

・ふんわりしてどことなくフェミニンな雰囲気
・ところどころ天然気味(筋金入りの天然ではない)
・どこか家庭的(料理が好き、とか)
・素直で純粋、そしてポジティブ
・愛嬌があって身近に感じられる

といったところでしょうか。

こんなほんわかした女性の穏やかなペースに乗せられて「ほっと一息つきたい」という男性の甘えん坊心を刺激しつつ、どこか「守ってあげたい」的な保護本能をくすぐる…つまり「男性の上を行かないこと、同じ土俵に上がらないこと」が鉄則のようです。

■最近の傾向はオプション付き「癒し系」


しかし、ただふんわりのんびりしているだけでいいのでしょうか。
聞いた話によると、近年の男性のニーズは、様々な特技で身も心も彼氏を癒すことのできる“ガチな癒し系女子”にシフトしてきているとか、そうでないとか…。

そこで、身近な男性陣に取材してみたところ

・「料理がうまいだけじゃなくて栄養にも気を配ってくれる。栄養士の資格を持ってるから安心できる」(20代 フリーター)

・「趣味が高じてアロマセラピストとフットセラピストの資格を取った彼女に、休日は癒やしてもらってます。彼女にとっては僕がいい練習台になるらしく、Win-Winだねって2人で言ってます」(30代 飲食店)

・「妻が節約レシピにハマってるんだけど、そのどれも節約したとは思えないほどの仕上がりで、毎日のごはんが楽しみ」(30代 サービス)

とのこと。なるほどねぇ。彼らの彼女や奥さんがいわゆる癒し系かどうかまではわかりませんが、特技を持ったパートナーに、確実に癒やされている様子。
目尻の下がりっぷりを見ていると、単なる彼女(妻)自慢を聞かされたようにも思えますが…。

厳しい就職活動をくぐり抜けてきた女性たちは、自分自身に対して何かしら強みがないと…と、大人になってからも趣味と実益を兼ねて自己研鑽に走ります。

お料理教室、アロマやフットセラピー、栄養学に節約レシピの研究、などなど。どれも楽しいし役に立つし、何より生活に潤いが出て素敵ライフに花を添えてくれます。
なおかつ、それがモテの要素になると思えば、習い事にも力が入るってもんじゃないですか!

■特技は所詮オプションにすぎない


しかし、取材した中のある男性(40代)はこう言います。

・「料理がうまいとかマッサージができるとかって、結局はオプションに過ぎない。好きになった人がそういう特技を持っていたら、それはとてもうれしいこと。でも、いくら料理がうまくても、僕はおしゃべりで我が強い子には癒やされないかな」

そうです、そこを見落としがちなんですよね。
この男性によると、一緒にいて癒やされるかどうかはあくまでも相性。いくら控えめに振る舞っても、ちょい天然をアピールしても、その時はかわいいなと思うだけで結局は癒やされないんだそう。

癒やしのための特技も同様で、恋のきっかけにはなっても、特技があるから惚れるのではない…とのことでした。
ハイ、至極正論ですね。

■本来の“癒し系女子”って?


というわけで、ガチ癒し系女子を目指して、資格や専門知識の取得など、自己研鑽に励むのは効果絶大!ということがわかりました。何かに頑張っている女性は、それだけでも美しいですしね。

でも、周りへの思いやりを忘れず、分(ぶ)をわきまえ、ペースを守り通すことと、内面磨きこそが本来の“癒し系女子”を目指す基本であることは忘れないようにしたいもの。
あなたは気になる彼やパートナーを、ちゃんと癒やせているでしょうか?

ライタープロフィール


石村佐和子
エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。